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夜明け前 第一部〔下〕

島崎藤村/著

737円(税込)

発売日:1954/12/28

  • 文庫

時が動く。天が動く。参勤交代の廃止。長州征伐。そして、大政奉還。

参勤交代制度の廃止以後木曽路の通行はあわただしくなり、半蔵の仕事も忙しさを増す。時代は激しく変化し、鎖国のとかれる日も近づく。一方、幕府の威信をかけた長州征伐は失敗し、徳川慶喜は、薩長芸三藩の同盟が成立していよいよ討幕という時に大政を奉還した。王政復古が成り立つことを聞いた半蔵は、遠い古代への復帰に向う建て直しの日がやって来たことを思い心が躍るのだった。

書誌情報

読み仮名 ヨアケマエ02
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-105509-1
C-CODE 0193
整理番号 し-2-8
ジャンル 文芸作品
定価 737円

著者プロフィール

島崎藤村

シマザキ・トウソン

(1872-1943)筑摩県馬籠村(現在の岐阜県中津川市)に生れる。明治学院卒。1893(明治26)年、北村透谷らと「文学界」を創刊し、教職に就く傍ら詩を発表。1897年、処女詩集『若菜集』を刊行。1906年、7年の歳月をかけて完成させた最初の長編『破戒』を自費出版するや、漱石らの激賞を受け自然主義文学の旗手として注目された。以降、自然主義文学の到達点『家』、告白文学の最高峰『新生』、歴史小説の白眉『夜明け前』等、次々と発表した。1943(昭和18)年、脳溢血で逝去。享年72。

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