マンボウ 遺言状
473円(税込)
発売日:2004/03/28
- 文庫
- 電子書籍あり
誰もがみんな長生きしたいなんて大うそ。77歳の本音炸裂爆笑エッセイ。
歯が痛い。腰も痛い。年をとるのがこんなにつらいとは思いもしなかった。親しい人も亡くなって、残されたたった一つの望みは、安楽に、早く死ぬことだ――。ハチャメチャ大王・マンボウ氏もいよいよ気弱な年頃に……なるわけがありません! たとえ老体となっても、心は少年。常識にとらわれぬぶん、年甲斐もないマンボウ流の雄叫びは、老いてますます絶好調。抱腹絶倒エッセイ。
書誌情報
読み仮名 | マンボウユイゴンジョウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 240ページ |
ISBN | 978-4-10-113154-2 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | き-4-54 |
ジャンル | エッセー・随筆、評論・文学研究、文学賞受賞作家、ノンフィクション、ビジネス・経済 |
定価 | 473円 |
電子書籍 価格 | 528円 |
電子書籍 配信開始日 | 2015/09/04 |
著者プロフィール
北杜夫
キタ・モリオ
(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。
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