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好日日記─季節のように生きる─

森下典子/著

1,100円(税込)

発売日:2025/11/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

『日日是好日』待望の続編! 二十四節気を糸口に、今しかない「一瞬の美しさ」を書き綴る。

私達はたくさんの「季節」の中で生きている。茶道に息づく二十四節気──梅の香り漂い始める「立春」、花吹雪が舞う「清明」、薫風吹き抜ける「立夏」、蝉の声が響く「大暑」、 彼岸花が咲く「秋分」、鰯雲の浮かぶ「寒露」、木の葉が色鮮やかに染まる「立冬」、寒空に月が光る「大雪」、そしてまた季節はめぐり……。春夏秋冬の区分では見逃してしまう一瞬の美しさを綴った一年の記録。待望の『日日是好日』続編。

目次

まえがき

冬の章 一年のはじまり
小(しょう)寒​(かん)(一月五日頃)​ 初(はつ)釜(がま)の朝​
大(だい)寒​(かん)(一月二十日頃)​ 冬のご馳走​

春の章
立春​(りっしゅん)(二月四日頃)​ ひとすじの香り​
雨(う)水​(すい)(二月十九日頃)​ 遠い春​
啓蟄​(けいちつ)(三月五日頃)​ 菜の花の頃​
春分(しゅんぶん)・一​(三月二十日頃)​ 「柳は緑(みどり)、花は紅(くれない)」​
春分・二​(三月二十日頃)​ 利(り)休(きゅう)忌​(き)
清(せい)明(めい)・一​(四月五日頃)​ 無言のやりとり​
清明・二​(四月五日頃)​ 桜、桜、桜​
穀(こく)雨​(う)(四月二十日頃)​ 百花繚乱​(ひゃっかりょうらん)

夏の章
立(りっ)夏​(か)(五月五日頃)​ 風の潮(しお)騒​(さい)
小満(しょうまん)・一​(五月二十一日頃) ​早苗(さなえ)蛍​(ぼたる)
小満・二​(五月二十一日頃)​ 池のほとり​
芒種(ぼうしゅ)・一​(六月六日頃)​ 青(あお)梅(うめ)をもぐ​
芒種・二​(六月六日頃)​ 雨あがりの風​
夏至​(げし)(六月二十一日頃)​ 水(み)無(な)月​(づき)
小(しょう)暑(しょ)・一​(七月七日頃)​ 瀧​(たき)
小暑・二​(七月七日頃)​ 夕立​
大(たい)暑​(しょ)​(七月二十三日頃)​ 釣(つる)瓶(べ)の水(みず)指​(さし)

秋の章
立(りっ)秋​(しゅう)(八月七日頃)​ 蝉(せみ)の声​
処(しょ)暑​(しょ)(八月二十三日頃) ​季節の時差ぼけ​
白(はく)露​(ろ)(九月七日頃)​ 十五夜​
秋(しゅう)分​(ぶん)・一​(九月二十三日頃) ​彼(ひ)岸(がん)花(ばな)
秋分・二​(九月二十三日頃)​ すすき梅雨​(づゆ)
寒(かん)露​(ろ)(十月八日頃)​ 漁夫の生涯​
霜(そう)降​(こう)(十月二十三日頃) ​清風萬里​(せいふうばんり)

ふたたび冬の章
立(りっ)冬​(とう)(十一月七日頃)​ 椿(つばき)よ!​
小(しょう)雪(せつ)・一​(十一月二十二日頃) ​冬の音​
小雪・二​(十一月二十二日頃)​ 紅葉(もみじ)の森​
大(たい)雪​(せつ)(十二月七日頃)​ 虫食いの照(てり)葉​(は)
冬(とう)至​(じ)(十二月二十二日頃)​ 終わりは始まり​

あとがき​​

解説 小林聡美

書誌情報

読み仮名 コウジツニッキキセツノヨウニイキル
シリーズ名 新潮文庫
装幀 森下典子/装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 288ページ
ISBN 978-4-10-136353-0
C-CODE 0195
整理番号 も-34-3
ジャンル エッセー・随筆、ノンフィクション
定価 1,100円
電子書籍 価格 1,100円
電子書籍 配信開始日 2025/11/28

担当編集者のひとこと

 今年は2月4日が立春です。春の始まりとされる日ですが、これは一年を二十四の季節に分けた「二十四節気」によるものです。現代ではなじみが薄くなった「昔の暦」ですが、そんな二十四節気が今なお息づいているのが、茶道の世界です。
 エッセイストの森下典子さんは、四十年以上にわたり茶道を続けてきました。そして、お茶をとおしての気づきや感動を綴った『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』は70万部を突破するベストセラーとなり、黒木華さん、樹木希林さんらの出演で映画化もされました。今回文庫化された『好日日記─季節のように生きる─』はその続編にあたる作品で、森下さんが気がついた「季節の美しさ」が書きしるされています。文庫化にあたり、森下さんは本作を「完全版」とするため、約一年間をかけて加筆して、新パートも増補しました。
「立春」には寒風の中に梅の香りが漂い始め、梅雨が明けた「大暑」には炎天下に蟬の声が響き、「秋分」には彼岸花の上を赤とんぼが飛び、「立冬」の木々の葉は色とりどりに染まる……春夏秋冬の区分では見逃してしまう一瞬の美しさを、みなさんも味わってみてください。(文庫編集部 KM)

2026/01/27

著者プロフィール

森下典子

モリシタ・ノリコ

1956(昭和31)年、神奈川県生れ。日本女子大学文学部国文学科卒業。「週刊朝日」の人気コラム「デキゴトロジー」の取材記者を経て、エッセイストとして活躍。2018(平成30)年、ロングセラー『日日是好日』が映画化される。同年、続編となる『好日日記』、2020(令和2)年、『好日絵巻』を出版。同シリーズは海外でも広く読まれ、2022年、『日日是好日』で第1回日伊ことばの架け橋賞を受賞。他に『猫といっしょにいるだけで』『前世への冒険』『いとしいたべもの』『こいしいたべもの』などの著書がある。

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