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邯鄲の島遥かなり〔中〕

貫井徳郎/著

1,155円(税込)

発売日:2024/10/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

島に富をもたらす一橋産業が興隆を誇るなか、容赦無く戦争の足音が近づく。波乱の第二巻。

本土から神生島(かみおじま)への観光客も増え生活が近代化する中、一ノ屋の流れを汲み、島に巨万の富をもたらした一橋産業の一橋平太が息を引き取った。後継は先代が決して手を出さなかった軍需産業に進出する。昭和16年日米開戦。島の駆逐艦造船所を狙った米軍の空襲で町は火の海と化す。島を支えてきたはずの会社のせいで、島民たちは生きながら地獄に落とされる――。驚異の大河小説、激動の第二幕。

書誌情報

読み仮名 カンタンノシマハルカナリ02
シリーズ名 新潮文庫
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 688ページ
ISBN 978-4-10-149915-4
C-CODE 0193
整理番号 ぬ-1-5
ジャンル 文学・評論
定価 1,155円
電子書籍 価格 1,155円
電子書籍 配信開始日 2024/10/29

著者プロフィール

貫井徳郎

ヌクイ・トクロウ

1968(昭和43)年、東京生れ。早稲田大学卒。1993(平成5)年、鮎川哲也賞の最終候補作『慟哭』でデビュー。本格ミステリーとしてのトリックを執筆の中心に据えながら、さまざまな分野や手法に挑んだ意欲的な作品を、次々と発表している。2010年、『乱反射』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞。ほかに『灰色の虹』『邯鄲の島遥かなり』『空白の叫び』『愚行録』『新月譚』『微笑む人』『龍の墓』『ひとつの祖国』などがある。

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