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怪人二十面相―私立探偵 明智小五郎―

江戸川乱歩/著

605円(税込)

発売日:2016/09/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

日本にはかつて正義と悪の2人の天才がいた――!

大物実業家・羽柴壮太郎に届いた一通の予告状。差出人の名は「二十面相」。羽柴の健闘もむなしく、家宝のダイヤモンドは思いもよらぬ華麗な手法で目の前から姿を消してしまう。勇敢な少年探偵、小林の活躍で何とか取り戻せたものの、肝心の二十面相はいまだ野放し。そのときまるで運命に導かれるように、一人の大探偵が東京駅に降り立った。劇的トリックの空中戦、ここに始まる!

目次
はしがき
鉄の罠
人か魔か
魔法使
池の中
樹上の怪人
壮二君の行方
少年探偵
仏像の奇蹟
陥穽
七つ道具
伝書鳩
奇妙な取引
小林少年の勝利
恐しき挑戦状
美術城
名探偵明智小五郎
不安の一夜
悪魔の智恵
巨人と怪人
トランクとエレベーター
二十面相の逮捕
「わしが本物じゃ」
二十面相の新弟子
名探偵の危急
怪盗の巣窟
少年探偵団
午後四時
名探偵の狼藉
種明し
怪盗捕縛
解説 辻村深月

書誌情報

読み仮名 カイジンニジュウメンソウシリツタンテイアケチコゴロウ
シリーズ名 新潮文庫nex
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-180078-3
C-CODE 0193
整理番号 え-3-21
ジャンル キャラクター文芸、コミックス
定価 605円
電子書籍 価格 473円
電子書籍 配信開始日 2022/01/28

著者プロフィール

江戸川乱歩

エドガワ・ランポ

(1894-1965)本名平井太郎。三重県名張市生れ。早稲田大学政経学部卒。日本における本格推理、ホラー小説の草分け。貿易会社勤務を始め、古本商、新聞記者など様々な職業をへた後、1923(大正12)年雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表して作家に。主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。1947(昭和22)年探偵作家クラブ(後の日本推理作家協会)の初代会長となり、1954年江戸川乱歩賞を設け、1957年からは雑誌「宝石」の編集にたずさわるなど、新人作家の育成に力をつくした。

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