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カラマーゾフの兄弟〔中〕

ドストエフスキー/著 、原卓也/訳

1,045円(税込)

発売日:1978/07/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

19世紀中期、価値観の変動が激しく、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、アリョーシャの精神的支柱となっていたゾシマ長老が死去する。その直後、遺産相続と、共通の愛人グルーシェニカをめぐる父フョードルと長兄ドミートリイとの醜悪な争いのうちに、謎のフョードル殺害事件が発生し、ドミートリイは、父親殺しの嫌疑で尋問され、容疑者として連行される。

  • テレビ化
    カラマーゾフの兄弟(2013年1月放映)

書誌情報

読み仮名 カラマーゾフノキョウダイ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 624ページ
ISBN 978-4-10-201011-2
C-CODE 0197
整理番号 ト-1-10
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 1,045円
電子書籍 価格 924円
電子書籍 配信開始日 2016/07/29

著者プロフィール

ドストエフスキー

Фёдор М.Достоевский

(1821-1881)19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。父はモスクワの慈善病院の医師。1846年の処女作『貧しき人びと』が絶賛を受けるが、1849年、空想的社会主義に関係して逮捕され、シベリアに流刑。この時持病の癲癇が悪化した。出獄すると『死の家の記録』等で復帰。1861年の農奴解放前後の過渡的矛盾の只中にあって、鋭い直観で時代状況の本質を捉え、『地下室の手記』を皮切りに『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』等、「現代の予言書」とまでよばれた文学を創造した。

原卓也

ハラ・タクヤ

(1930-2004)東京生れ。東京外国語大学ロシア語科卒。同大教授、学長を歴任。トルストイ、チェホフ、ドストエフスキー等の翻訳多数。著書に『スターリン批判とソビエト文学』等。

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