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武満徹著作集〔1〕 音、沈黙と測りあえるほどに ほか

武満徹/著

5,500円(税込)

発売日:2000/02/25

  • 書籍

鋭い美意識と批評精神のあふれる文章を集大成した本著作集は、武満の音楽創造の核心に触れるために欠かすことのできないものである。「音、沈黙と測りあえるほどに」「樹の鏡、草原の鏡」を収録。

目次
音、沈黙と測りあえるほどに
樹の鏡、草原の鏡

音、沈黙と測りあえるほどに
 余白に  瀧口修造
 武満徹の想像力  大江健三郎

Vita Nova
ピアノ・トリステ
ぼくの方法

   *

自然と音楽―作曲家の日記

   *

吃音宣言―どもりのマニフェスト

 同時代の思想

清瀬保二との対話
ジョン・ケージ John Cage
谷川俊太郎
大江健三郎―Sword of image
ホアン・ミロ Joan Miro
マース・カニングハム Merce Cunningham
小澤征爾
ジャスパー・ジョンズ Jasper Johns
On Prints of Charles Gagnon―あるいは眼について2
加納光於
パオロ・カロソーネ Paolo Carosone―魂の回路図(サーキット・グラフ)

 音楽と生活

ジャズ
流行歌
映画音楽
見ることについての対話的記述
日録
音楽の起源的な構造を想像的に志向すること
十一月の階梯―《November Steps》に関するノオト
一つの音
恥の感覚
作曲家と演奏家と聴衆
「ジ・オーストラリアン」紙メルディス・オークスの質問に答えて

 後記

樹の鏡、草原の鏡
Mirror
 影絵(ワヤン・クリット)の鏡
 樹の鏡、草原の鏡
 磨かぬ鏡(ミガカヌカガミ)

   *

暗い河の流れに

 同時代の思想

イサム・ノグチ―旅するもの
安部公房―『友達』のことなど
坂上弘―澄んだ日
清瀬保二と早坂文雄―〈日本〉と二人の作曲家

   *

東風西風

   *

日記から

   *

能という一語
スペース・シアターに関する基本理念
内なる迷路
ケチャックについて
Ears Cleaning
あなたのベートーヴェン
魂の旅

オーケストラ

   *

「音」と「言葉」
アメリカの青春
さわりについて
だれかが謎の音を聞いている

 後記

書誌情報

読み仮名 タケミツトオルチョサクシュウ01オトチンモクトハカリアエルホドニホカ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 武満徹著作集
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 402ページ
ISBN 978-4-10-646201-6
C-CODE 0395
ジャンル 音楽、音楽
定価 5,500円

著者プロフィール

武満徹

タケミツ・トオル

1930-1996。東京生れ。清瀬保二に作曲を師事。1951年、湯浅譲二や秋山邦晴らと芸術グループ〈実験工房〉を結成。1957年、東京交響楽団の委嘱で『弦楽のためのレクイエム』を作曲、以後、『テクステュアズ』『地平線のドーリア』『ノヴェンバー・ステップス』『遠い呼び声の彼方へ!』など次々に名作を発表。『砂の女』など映画音楽も精力的に手がけ、著書も多い。尾高賞、芸術院賞ほか、外国の賞も多数受賞し、20世紀を代表する作曲家と目されている。

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