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武満徹著作集〔2〕 音楽の余白から ほか

武満徹/著

5,500円(税込)

発売日:2000/04/10

  • 書籍

20世紀の作曲界に屹立する武満は、音楽のみならず、文学・絵画・映画など広い分野にわたって文章を残した。又、多くの音楽シーンを演出しファンにインパクトを与え続けた。マルチ人間武満の全貌。

目次
音楽の余白から
音楽を呼びさますもの

音楽の余白から
序にかえて
鏡と卵 a mirror and an egg
自と他
私の中の日本人―ある見習士官など
中国の時
『木遣』と『常徳絲弦』のこと
II
ルドン幻想
一本の線―画家・村上華岳
生を写す―村上華岳
墨の速度
一疑ということ―篠田桃紅の書
能と無常
「井筒」断想
III
瀧口修造の死
死の巡り
そして、風が、……―吉増剛造の詩文
不可視の空間
小説の中の地名
職業としての詩
友へ―佐藤慶次郎
友へ―TASHIのこと
窓(ヴィトリーヌ)―山口勝弘の仕事
弧―福島秀子の絵画
劉詩昆の音楽
友へ―高橋アキ
IV
夢の樹
人間と樹

地下鉄のオルフェ
アメリカの時
ニューヨークの貌
冬の視点
間奏曲
音楽の司祭
廃墟の音
テレヴィと聴衆
映画とその音響
ラジオの思想性
武満との対話
武満徹―私の紙ピアノ
「シネ・ジャップ」によるインタヴュー

 後記

音楽を呼びさますもの

「美の再定義」へ
音とことばの多層性
私の受けた音楽教育
二つのもの―作家の生活
音楽の時―創造の現場
音の誕生
調和の幻想
II
「自然」から学ぶこと
日常生活の重み
日本人の自然観
「個」への志向が先決
III
グルート島素描
グルート島紀行
グルート島の祭典
IV
飛翔する音
中国の音楽
日本の形―琵琶
ウードから琵琶への距離(ディスタンス)

随想
“伝達のされ方”が分岐点
夏の歌
彩の記

舌の感受性
酒の歓び
VI
小澤征爾の音楽
楽譜の風景
札響と私
文化の交配―ヨーロッパ音楽・第三世界
ピーター・ゼルキンの音楽
瀧口修造と音楽
瀧口修造展に寄せて
眼の背後の暗闇
VII
堂本の「円」
飛翔をつづける
サム・フランシス
カンツォネリ断想
『アレクサンダー大王』について
『オーケストラ・リハーサル』について

 後記

書誌情報

読み仮名 タケミツトオルチョサクシュウ02オンガクノヨハクカラホカ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 武満徹著作集
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 374ページ
ISBN 978-4-10-646202-3
C-CODE 0373
ジャンル 音楽理論・音楽論、音楽
定価 5,500円

著者プロフィール

武満徹

タケミツ・トオル

1930-1996。東京生れ。清瀬保二に作曲を師事。1951年、湯浅譲二や秋山邦晴らと芸術グループ〈実験工房〉を結成。1957年、東京交響楽団の委嘱で『弦楽のためのレクイエム』を作曲、以後、『テクステュアズ』『地平線のドーリア』『ノヴェンバー・ステップス』『遠い呼び声の彼方へ!』など次々に名作を発表。『砂の女』など映画音楽も精力的に手がけ、著書も多い。尾高賞、芸術院賞ほか、外国の賞も多数受賞し、20世紀を代表する作曲家と目されている。

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