[書評]
ライムスター宇多丸/「難攻不落」高畑勲の創作に、新発見で挑む
今となってはそれ以外の完成図など想像することすら難しいほど、決定的な「正解」を叩き出しているように見える、歴史的傑作たち。しかし実際には当然のことながら、そこにたどり着くまでには、作り手たちが時に悩みながら下した無数の判断と、いくつかの奇跡的幸運の、積み重ねがある。つまりその作品が、我々がいま知るかたちとはまるで違ったものになっていた可能性も、実は大いにあったのだ……!
そんな危うい綱渡りが、最終的には誰もが認める成功へと繋がってゆく物語は、必然、大きなカタルシスを生む。[→]全文を読む