日本鉄道旅行地図帳
contents
刊行スケジュール
誌面サンプル
車窓の風景を特定しよう
車窓絶景100選
廃線跡を歩いてみよう
この地図だからわかる
鳥瞰図
歴史編成 復刻時刻表
乗りつぶしノート 特製列車アイコン
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山の名称を地図や方位から割り出すことを山座同定といいますが、車窓から眺める自然の目標物の名前を知りたいと思うとき、この地図で即座に同定することができます。


普通の「路線図」は地域によって歪められることが多く、海岸線を走る路線と海までの距離や、展望できる山の方向がどちらかまではわかりません。
この『日本鉄道旅行地図帳』では、正縮尺の地図上の正確な位置に線路と駅を配置しました。
車窓から見える海岸はどの岬の辺りであるか、列車が渡った川が何という名前であったか、遠方に見えるのは何山か……それらがすぐにわかるのです。


カッシー・葉子の《鉄道地図旅体験記》in北海道カッシーこの地図を持って、北海道の鉄道に乗ろうよって言われても、始めはどんな楽しみを期待していいのかわからなかった。
葉子そうだね。私も、鉄ちゃんの編集者から見本を見せられ「いままで日本になかった鉄道地図です」って言われたんだけど、普通の地図にしか見えなかった。
カッシー 「全廃線が載ってます」
※1って興奮しながら言うし。私、廃線マニアじゃないもんね。でも函館に着いて開いてみると、意外なポテンシャルを秘めていることに気がついた。
葉子私たち何度も北海道に来ているけれど、今回ほど車窓の風景と地図を見比べたりしたことはなかった。この地図見てると自分がどこにいるかが明確だし、目の前の山や川の名前まで全部わかるの!!
カッシー今回は地図を見て旅程まで変えたしね。
葉子ハイ、駒ヶ岳ね、一周しました。
カッシー始めは函館本線の絶景ポイント
※2だけ見に行こうとしてたんだよね。でもこの地図に載っているいろんな情報が気になって。駒ヶ岳って独立峰でしょ。しかもその周りを回るように路線があり、海岸線まで走っている。地図を見ててこうなってるならぐるりと回ってみようよってね。 
葉子一周して長万部へ向かう途中では、カッシー、最後尾の車両に移りたいって言い出して。
カッシーだって、地図にそう書いてあったから。
葉子そんなこと書いてないよ。でも、遠ざかっていく駒ヶ岳の姿はいつまでも眺めていたいと思ったね。
カッシーそうでしょ。それを地図から読み取ることができたってわけです。
葉子私は、名駅舎
※3も良かったな。大沼公園、登別、小樽――行ったことがあるのに駅舎の美しさまでは気がつかなかった。それから、温泉。駅近に温泉マーク※4のあるところは、ふらりと立ち寄れるかも。
カッシー驚いたのは、廃線跡だね。雪の中、人が歩いていた。あの人、必ずこの地図帳を買うと思う。北海道の廃線の数はすごいらしいし。あと、東京も。なくなった都電
※5まで全部載るらしいけれど、それってすごくない? 私の家の前に昔あったっていう駅も載るかな?
葉子私たち、旅先で写真撮らないでしょ。その方が記憶に残ると思っていたけれど、この地図帳、カメラよりすごいよ。
カッシーそうだね。ひと駅ひと駅の情景を思い出せるし、こうして地図を見ながら旅程をたどると車窓の景色が甦る。しかし私たちって普通の鉄道旅行好きと思っていたけれど、鉄ちゃんのフィールドに近づいてきているみたいで怖い。
葉子ホント怖いね。でも、次は東北の
※6五能線に乗るもんね! 早く出ないかな。

  ●カッシー……28歳、某旅行雑誌編集部勤務。趣味も旅行。
  ●葉子……32歳、旅行好き。今回の旅行で山フェチを自覚した。

※1 旅行地図と同じ正縮尺の地図上に、ほとんどの廃線を掲載。
※2 絶景委員会が選定した「車窓絶景100選」を表示。
※3 全国の名駅舎を各地域ごとに掲載。
※4 各沿線の主要な温泉を表示し、「日本百名湯」(松田忠徳選)は特記。
   その他、桜百選、百名山なども掲載。
※5 5号「東京」ではかつての都電を正縮尺地図に再現! お楽しみに。
※6 2号「東北」は6月18日発売予定です。




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