「放射能」という集団ヒステリー
週刊新潮 2011年4月21日号
(木曜日発売)
発売日 | 2011/04/14 |
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JANコード | 4910203130410 |
定価 | 356円(税込) |
▼保育園に「モンペ」を大量発生させた過剰反応の心理
▼福島県の魚と野菜は100キロ食べてもガンになれない
▼ライバル「週刊現代」を大批判した「週刊ポスト」
▼日本製なら「放射能汚染」という外国人に正しい知識を
――未だ人災の余震は止まず
(2)汚染水が25メートルプール160杯分もある「原発安定」は12月
(3)「菅総理」の信じがたい暴言を触れまわる民主党「美人代議士」
(4)復興構想会議で梯子を外された「影の総理」仙谷官房副長官
(5)瓦礫撤去も仮設住宅も阪神・淡路大震災の時よりなぜ遅い
(6)会社の業績「真っ逆さま」でどこから潰れていくのか
(7)日雇い労働者が大量発生でハローワークはどうなる
(8)一番深刻なのは仕事にあぶれた繁華街「夜の蝶」の再就職
(9)まだ都心で手に入らない食品と薬品「一覧表」
(10)「愛子さま」付き添いで難しい「雅子さま」の被災地訪問
(11)理想の避難所「赤坂プリンス」の定員が埋まらないその理由
(12)これから流行りそうな鉛の壁の「放射能防護住宅」!?
(13)耳にタコのACならもっと有効に使えるCMタイム
(14)誰も知らないけれど川崎市には「原子炉」が5基あった!
(15)「日本は東洋のポルトガル」になって本当に良いのか
(16)「佐々淳行」が叱り飛ばす官邸「危機管理能力」ゼロ
(17)「政治家は義援金を出せない」はとんでもない「誤解」だった
(18)津波に呑まれて生きていた「津波研究家」は元共産党大幹部
(19)例えば醤油染みのついた「古着」を被災地に送るな!
(20)ロケ地に3度大震災が起きた地鳴りの映画監督「大森一樹」
(21)ヘドロ除去で大発生しそうな「ツツガムシ病」とは何か
(22)原発爆発で特需が起きた「関西一流ホテル」その後の算盤
(23)3食「露天風呂」付き! 岩手県内3つ星クラスの「避難所」
(24)釜石避難所にできた呑み処「津波」のデリケートな看板事情
(25)敵前逃亡した「特殊武器防護隊」陸曹に綿毛のような罪と罰
(26)外国からの義援金ランキングでわかった意外な「雨天の友」
(27)復興の重い足かせになる!? 「鳩山前総理」CO2「25%削減」宣言
【グラビア編】
▼20キロ圏内で「レジ」「自販機」「ATM」はこうなった
▼白い「防護服警官」の人海戦術的な遺体捜索の現場
▼「サハラ沙漠」横断の老俳優が犬を拾って歩く福島の沙漠
▼「サンマ」「サケ」「イカ」1万5000トンを土に埋める大船渡
▼ヘドロの上で復興礼拝! 「仙台チャペル」野天の十字架
▼瓦礫が借景になった絶景のバスクリン露天風呂
▼フランスの“人間国宝”が振舞った高級フレンチ炊き出し
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
オギノメ 猫の目/荻野目慶子
団塊から歴女まで「日本史教科書」再読ドリル/小島 毅
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
窓際OLのすってんころりん日記/斎藤由香
なんだかなァ人生/柳沢きみお
ブルーアイランド氏のクラシック漂流記/青島広志
セレブゴシップ天国ときどき地獄/関 陽子
気になる一手/中原 誠・青葉かおり
私の週間食卓日記/木場弘子
大人のマンガ 読むマンガ
B級重大ニュース
虚像/高杉 良
途方もなく霧は流れる/唯川 恵
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘
▼ブックス BOOK OF THE WEEK 大森 望
▼アーツ/ガイド
▼ロビー/ビジネス/オーバーシーズ
▼インシデント/スポーツ/テレビジョン
▼エンターテインメント/タウン
▼スクリーン 北川れい子
▼マイオンリー 大西結花
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・おちょクリック!
・優越感具現化カタログ
・中年弁当男子
・一歩先行くもてなしの宿
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。