たぬきときつねの化かし合い
「小池百合子」vs.「蓮舫」都知事選“5つの争点”
週刊新潮 2024年6月13日号
(木曜日発売)
発売日 | 2024/06/06 |
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JANコード | 4910203120640 |
定価 | 480円(税込) |
「小池百合子」vs.「蓮舫」 都知事選“5つの争点”
◆「学歴詐称」疑惑と「二重国籍」脛に傷はどちらが深い?
◆「パフォーマンス」「ファッション」どっちが上?
◆女傑たちの意外な接点は「舛添要一」
◆夫と離婚「長男」は「糸山英太郎」の養子に…… 「仕分けの女王」の不思議家族
「保険証廃止」はやめた方がいい
▼「スマホ乗っ取り」被害者が語る「ロレックスを買われた」
▼健康被害を招く「マイナ保険証」が危ない
「小児性加害者」は子どもたちをどう狙っているのか
「小学校受験」の勝ち筋
▼支援者から「パー券代」!? 「政治改革特別委」野党筆頭理事「笠浩史」
▼再び「藤井聡太」を泣かせるか 「三軒茶屋の大器」の履歴書
▼「恩師」との食事も直前キャンセル…… 監督解任「松井稼頭央」
▼「ライドシェア」全面解禁延期で旗振り役「河野太郎」の無責任
▼キャリア官僚試験で立命館3位
▼超異例の襲名話で「寺島しのぶ」が
肥満症治療の実力徹底検証
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
曖昧礼讃ときどきドンマイ/横尾忠則
インテリジェンス『孫子』入門 不敗の哲学/佐藤 優
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/増田惠子
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
医の中の蛙/里見清一
アスリート列伝 覚醒の時/小林信也
それでも日々はつづくから/燃え殻
危機下の頓珍会議室/田中優介
全知全脳/池谷裕二
歴史のしっぽ 古都の歩き方/澤田瞳子
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
知られざる国旗の世界/吹浦忠正
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
※「だんだん蜜味」は都合により休載いたします。
■■■ 小 説 ■■■
三島屋変調百物語十之続 猫の刻参り/宮部みゆき
逃亡者は北へ向かう/柚月裕子
元NHK岩田明子の貴方にスポットライト 戸田奈津子 字幕翻訳家
■■■ グラビア ■■■
・記念日の晩餐
・優越感具現化カタログ
・新潮グルメ直送便
▼掲示板
▼文殊のストレッチ
▼結婚
▼墓碑銘
▼スクリーン
▼黒い報告書/桐生典子
▼Bookwormの読書万巻/桜林美佐
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
この号の中吊り
最新号PICK UP
たぬきときつねの化かし合い
「小池百合子」vs.「蓮舫」 都知事選“5つの争点”
たぬきときつねの対決。イメージカラーや容貌、性格からそんな構図で語られている今都知事選。静の小池百合子(71)に対し、動の蓮舫(56)とこちらも対照的な序盤となっているが、その軍配はどちらに? スキャンダルの痛手は? 五つの争点をお届けする。
「マイナカード」中国人が大量偽造
「保険証廃止」はやめた方がいい
健康保険証の廃止まで半年。河野太郎デジタル相(61)はマイナ保険証の利用を促そうと躍起だが、利用率は4月時点で6%台にとどまっている。それもそのはず。偽造マイナンバーカードの不正利用など問題は山積しており、制度の根幹から信用が揺らいでいるのだ。
「佳子さま」に立ちはだかる「秋篠宮」の壁
“東洋のダイアナ”などと現地メディアで報じられた秋篠宮家の次女・佳子さま(29)のギリシャご訪問が滞りなく終わった。帰国後、休む間もなく公務に励まれているが、目下、皇室は課題が山積。浮き彫りになったのは「秋篠宮さま」という大きな壁の存在である。
“やせ薬元年” 「オゼンピック」より進化「ウゴービ」 油排出の市販薬「アライ」
肥満症治療の実力徹底検証
食欲を抑えることで体重減少が望める糖尿病治療薬の“転用”が世界中で脚光を浴びている。同じ成分で今年2月、肥満症治療薬として発売された注射製剤もあり、さらに4月には国内初の“やせる市販薬”まで登場――。揃い踏みした「魔法の薬」に、あらためて迫る。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。