ホーム > 新潮社の自費出版 > よくあるご質問(FAQ)

よくあるご質問(FAQ)

原稿について

いきなり長文を書くのは大変な作業です。小説やエッセイ、自伝の書き方などの講座を受講されて執筆に挑戦するのも一手です。また、ご自身での執筆が難しいとお考えの方には、ライターをご紹介し、聞き書きの形をとることも可能です。
(→ご参考:本作りの流れ)

自費出版に関心をお持ちくださったなら、まずは資料をご請求ください。弊社ならではの本作りの仕組みや流れ、費用などについて詳しく記してあります。
(→資料請求はこちら)

資料をご覧になられた上で、予定のお原稿の枚数や造本のご希望などをお聞かせいただけたら、おおよその費用をお出しできます。また、ご希望詳細がお決まりでしたら、個別にお見積りをお出しします。
(→料金のめやすはこちら)

ご契約後、書籍製作がスタートしましたら、編集者がお客様の完成原稿をお預かりし、精読して原稿整理をいたします。その際に、文章の係り受けがねじれたりしていないか、あきらかな矛盾はないか、事実についての誤りはないか、引用は正しくされているか(出典表記や、著作権法上の問題はないか、問題がある場合はどうすべきか)、他者への誹謗中傷や差別表現はないか、などをチェックし、その程度によってはお客様にご説明のうえ、修正や追加、削除をする場合がございます。しかし、基本的には、内容の良し悪しについての修正はいたしかねますのでご了承ください。

新潮社の自費出版は、お客様の「この原稿をこんな本にしたい」というご希望に沿って、本作りをお手伝いさせていただいております。基本的に、ご契約前に原稿を拝読して内容の良し悪しについてご指摘はしておりませんのでご了承ください。

ただし、主に小説作品で、事前に編集者による「下読み」「評価」をご希望の場合は、弊社で自費出版書籍を製作されることを前提に、有料サービスを行なっております。
(→詳細はこちら)

自費出版のみ承っております。自費出版へのお問い合わせが、一般の出版物の刊行に繋がることはございません。また、お原稿の良し悪しについての評価や商業出版の可否についての判断はいたしかねます。なお、商業出版への仲介も一切行っておりませんのでご了承ください。

◎弊社は、一般の方からの原稿持ち込みは、一切受け付けておりません。
複数の新人賞を主催しておりますので、ご興味のある方は、新人賞へご応募ください。全ての新人賞の応募要項は、新潮社ホームページに掲載しております。また、月刊誌「小説新潮」「新潮」にも掲載ページがございます。

著作権の侵害、特定の個人に対する誹謗中傷など、原稿の内容や出版の目的によっては、書籍の製作・出版をお断りする場合もございます。何卒ご了承ください。

本作りについて

ベテランの担当編集者がお客様に伴走しながら、ご希望に沿った本を製作いたします。校閲や装幀デザイン、印刷、製本まで、新潮社の商業出版と同一のクオリティで本作りができます。
また、完成した本の所有権はお客様ご自身にありますので、販売した場合、その売上はお客様のものになります。

小説、エッセイ、詩歌などの文芸書、評伝、紀行などのノンフィクション系、写真集、絵本、カタログなどのビジュアルブック、あらゆるジャンルの御本を製作できます。
(→これまでの事例もご参照ください)

詳しくは(→料金のめやす)をご覧ください。

写真やイラスト、図表を多く収録する場合は、本文が文字のみの本に比べて、より費用がかかります。またカラー印刷や函入りなどの場合は、大幅に費用が増えますので、ご注意ください。
ご予算が限られている場合でも、その範囲内で最善の本作りをご提案しますので、お気軽にご相談ください。

弊社の自費出版は、個別のお見積りを取り、そのお見積りの製作料金にご納得いただけましたら、書籍製作契約書を取り交わします。そのうえで、弊社より製作料金の半金分の請求書をお送りいたします。半金をお振込みいただいたら、いよいよ書籍製作がスタートします。
詳しくは(→本作りの流れ)をご覧ください。

完成原稿を編集者が整理して印刷所に「入稿」してから、完成までに、4~5か月が目安です。ページ数が極端に多い本、索引の入る本、色校正を要するカラーの本など、さらに時間を要する場合がありますのでご注意ください。文字中心の一般的な御本の場合、基本的には、完成原稿をお預かりしてから、おおよそ半年程度とお考えください。

1冊からでも製作可能ですが、正直に申し上げると「もったいない」です。というのは、本は「版」(大きなハンコのようなもの)を作って、それを印刷することで出来上がります。一度「版」を作れば、たとえば1部でも300部でも1000部でも、料金はそう大きく変わりません。そのため、1部(冊)ではかなり割高になります。

もちろん可能です。カバーや表紙等、装幀に使いたい写真や絵をご用意いただき、どのようなスタイル、デザインがお好みなのか、遠慮なくご希望をお聞かせください。プロの装幀家・デザイナーが、お客様のご要望を叶えるかたちで、装幀デザインをご提案いたします。
なお、ご使用される写真や絵によっては、著作権等、他者に権利の存するものもございますので、担当編集者にご相談ください。

発行は「新潮社図書編集室」となりますので、カバーや表紙等に入る表記は、「新潮社図書編集室」となります。ご了承ください。

申し訳ありません。書店での混乱を防ぐために、新潮文庫と同サイズでの製作は承ることができません。ただし、書店での販売を希望されない(私家本としてのみお持ちになる)ときは、文庫サイズでの製作が可能な場合もございます。

販売について

書店での販売をご希望の方には、オプショナルサービスとして承っております。お客様が売主となり、弊社が本をお預かりして在庫管理・物流管理を実費で代行、販売終了後に精算を行なうサービスです。
書店流通はごく少数です。全国の30書店程度に各数冊、初回配本いたします。特別に契約した書店に限定されますので、一般的な出版物のように、契約書店以外の書店への配本はございません。その他の書店については、店側からの注文に応じて「出庫」をいたします。
(→書店販売をご希望の方へ)

自費出版ですので「印税」という形では支払われません。製作された自費出版書籍の所有者はお客様ご自身ですので、本体価格の60%がお客様の売上収入になります(取次・書店のマージンが発生するため100%ではありません)。

自費出版書籍は売上も含めお客様自身の本となりますので、弊社が主体となっての広告・宣伝は行ないません。したがって各新聞等に出稿している「新潮社の本」などの広告枠への掲載もできませんのでご了承ください。
一方でお客様が主体となっての広告出稿のお手伝いは可能です。弊社媒体へ出稿される場合は、割引サービスもありますので、担当編集者にお問い合わせください。
(→広告宣伝サポートサービスの詳細はこちら)

現在、弊社では自費出版書籍の電子書籍製作は承っておりません。ただし、お客様ご自身で電子書籍を作成し、ネット書店等で販売することは可能です。その際には、発行・発売元をお客様ご自身にしていただくなどの必要があります。詳しくは担当編集者にご相談ください。