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今回が最終回になります。第五部まで読み終えた方のみクリックしてください。


天童荒太氏の新作が、現在、新潮文庫で刊行中です。
現代に生きる私たちにとって家族とは何か、生きるとはどういうことか、根源的な問いに真正面から挑む長篇小説です。
2004年の最高傑作、そう断言いたします。
あなたはこの小説を読み、登場人物たちとともに、怒り、微笑み、涙することでしょう。その涙はきっと、今まで読んだどの小説で流したものともちがうはずです。

新たなる代表作の誕生!
  天童荒太氏は1999年、のちに日本推理作家協会賞を受賞する『永遠の仔』(上・下)で社会現象を巻き起こし、同作品は130万部を超えるベストセラーとなりました。その後、短編集『あふれた愛』を発表したものの、本書の執筆のために、読者には長い沈黙ともみえる期間に入りました。

 そして、2004年新春、作家は帰ってきました。

 彼はこの間、山本周五郎賞を受賞した『家族狩り』の構想をもとに、新たな小説を書き下ろしていました。家族や社会に惑う群像たちをさらなる次元まで引き上げ、新たな使命を担う陰影ゆたかな人物を登場させ、より深くより高い物語を描ききるため、一行一行に心血を注いでいたのです。
 書籍版の文章を1行たりとも使わないという徹底ぶりで、あらゆる面において深化をとげた作品は、枚数も900枚以上増えています。
 人間の醜さ、哀しさ、気高さ――、そのすべてを描く新たな長篇小説が、ここに誕生しました。

  新潮文庫 定価700円
ISBN:978-4-10-145716-1

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あらすじ
高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。

事件が結びつけた人びとは、激流の中で自らの生を掴みます――。作品を読み終えたあなたの眼には、きっと蒼穹が映るはずです。
第一部
「幻世の祈り」

1月28日発売

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第二部
「遭難者の夢」

2月28日発売

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第三部
「贈られた手」

3月28日発売

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第四部
「巡礼者たち」

4月24日発売

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第五部
「まだ遠い光」

5月28日発売

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