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もう一杯、飲む?

角田光代/著 、島本理生/著 、燃え殻/著 、朝倉かすみ/著 、ラズウェル細木/著 、越谷オサム/著 、小泉武夫/著 、岸本佐知子/著 、北村薫/著

605円(税込)

発売日:2021/06/01

書誌情報

読み仮名 モウイッパイノム
装幀 gettyimages/photo、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-105835-1
C-CODE 0193
整理番号 し-21-21
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 605円

もう会えない誰かと、あの日あの場所で。九人の作家が紡ぐ「お酒のある風景」に乾杯!

ときに酒は、記憶を呼び覚ます装置になる。わたしを魅了するあの人は昼間から水玉のお猪口を手にしていた。僕はビールの苦さに重ねて父の呟きを反芻する。恋の行方を探りながらそっと熱燗を飲んだ日、ただ楽しくて倒れるほど飲んだ夜、まだ酒を知らなかった若さを、今は懐かしく思う。もう会えない誰かと、あの日あの場所で。九人の作家が小説・エッセイに紡いだ「お酒のある風景」に乾杯!

目次
冬の水族館 角田光代
その指で 島本理生
これがいいんだ 燃え殻
シネマスコープ 朝倉かすみ
陸海空 旅する酔っぱらい ラズウェル細木
カナリアたちの反省会 越谷オサム
奇酒は貴州に在り 小泉武夫
エリックの真鍮の鐘 岸本佐知子
振り仰ぐ観音図 北村薫

著者プロフィール

角田光代

カクタ・ミツヨ

1967(昭和42)年神奈川県生れ。魚座。早稲田大学第一文学部卒業。1990(平成2)年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、2006年「ロック母」で川端康成文学賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。著書に『キッドナップ・ツアー』『愛がなんだ』『さがしもの』『くまちゃん』『空の拳』『平凡』『笹の舟で海をわたる』『坂の途中の家』など多数。

島本理生

シマモト・リオ

1983(昭和58)年、東京生れ。1998(平成10)年、「ヨル」で「鳩よ!」掌編小説コンクール第二期10月号当選(年間MVP受賞)。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞。2003年「リトル・バイ・リトル」で野間文芸新人賞を受賞。2018年『ファーストラヴ』で直木賞を受賞。著書に『シルエット』『リトル・バイ・リトル』『生まれる森』『ナラタージュ』『一千一秒の日々』『あなたの呼吸が止まるまで』『クローバー』『波打ち際の蛍』『君が降る日』『真綿荘の住人たち』『あられもない祈り』『アンダスタンド・メイビー』などがある。

島本理生 Official Website (外部リンク)

燃え殻

モエガラ

1973年生まれ。小説家、エッセイスト、テレビ美術制作会社企画。WEBで配信された初の小説は連載中から大きな話題となり、2017年刊行のデビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』はベストセラーに。同作は2021年秋、Netflixで森山未來主演により映画化、全世界に配信予定。エッセイでも好評を博し、著書に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』がある。

朝倉かすみ

アサクラ・カスミ

北海道生れ。2003(平成15)年に「コマドリさんのこと」で北海道新聞文学賞を、2004年に「肝、焼ける」で小説現代新人賞を受賞。2005年、『肝、焼ける』で単行本デビュー。2009年に『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞した。他に『ロコモーション』『夏目家順路』『声出していこう』『てらさふ』『地図とスイッチ』『恋に焦がれて吉田の上京』『静かにしなさい、でないと』『少しだけ、おともだち』『満潮』『遊佐家の四週間』『乙女の家』など著書多数。

ラズウェル細木

ラズウェル・ホソキ

1956年、山形県生まれ。1983年に漫画家デビューし、呑兵衛たちの心をくすぐる漫画を発表し続けている。2012年、『酒のほそ道』などで手塚治虫文化賞短編賞受賞。ほかに、うなぎ漫画『う』、ブタ肉入門漫画『ぶぅ』など著書多数。

越谷オサム

コシガヤ・オサム

1971年東京生まれ。2004年、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作『ボーナス・トラック』でデビュー。映画化もされた『陽だまりの彼女』はミリオンセラーになった。他にも『階段途中のビッグ・ノイズ』『金曜のバカ』「いとみち」シリーズ『魔法使いと副店長』『房総グランオテル』『まれびとパレード』など多くの著作がある。

小泉武夫

コイズミ・タケオ

1943年福島県の酒造家に生まれる。東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は発酵学、醸造学、食文化論。特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長。2020年4月現在、鹿児島大学、琉球大学、別府大学、石川県立大学、福島大学の客員教授を務めるかたわら、全国地産地消推進協議会会長(農水省)など、各地の農政アドバイザーとして食に関わるさまざまな活動を展開し、和食の魅力を広く伝えている。また辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある。著書に『不味い!』『発酵は錬金術である』『絶倫食』『猟師の肉は腐らない』『幻の料亭・日本橋「百川」―黒船を饗した江戸料理―』『骨まで愛して―粗屋五郎の築地物語―』(以上、新潮社)、『食あれば楽あり』(日本経済新聞社)、『超能力微生物』(文藝春秋)、『漬け物大全 世界の発酵食品探訪記』(講談社)、『小泉武夫の味覚極楽舌ったけ』(東京堂出版)など単著で百四十五冊を数える。

岸本佐知子

キシモト・サチコ

翻訳家。訳書にスティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』など多数。編訳書に『変愛小説集』、著書に『なんらかの事情』など。2007年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞。

北村薫

キタムラ・カオル

1949(昭和24)年埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら執筆を開始。1989(平成元)年『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞受賞。2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞〈評論・研究部門〉を受賞。2009年『鷺と雪』で直木賞受賞。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。著作に〈円紫さんと私〉シリーズ、『スキップ』『ターン』『リセット』の〈時と人〉三部作、〈ベッキーさん〉シリーズ、〈中野のお父さん〉シリーズ、〈いとま申して〉三部作などがある。ほかに『飲めば都』『ヴェネツィア便り』『雪月花』など著書多数。アンソロジーや『北村薫のうた合わせ百人一首』『本と幸せ』などエッセイ、評論にも腕をふるう〈本の達人〉としても知られている。2019年に作家デビュー30周年を迎えた。

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