勝海舟―第四巻・大政奉還―
924円(税込)
発売日:1968/12/27
- 文庫
幕府と雄藩の対立はいよいよ深まりもはや公武合体の機運は失われた。折しも土佐藩より、大政奉還の建白がなされる。世情は混乱をきわめ、巷には「ええじゃないか」が流行、幕府に世の流れをおしとどめる力はなかった。十五代将軍徳川慶喜は勝を召し、涙とともに胸中を吐露する。「安房、この上頼れるは、その方只一人なるぞ」再び檜舞台に立つ勝、その大任は大政奉還であった。
書誌情報
読み仮名 | カツカイシュウ04タイセイホウカン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 640ページ |
ISBN | 978-4-10-115308-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | し-6-4 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 924円 |
著者プロフィール
子母沢寛
シモザワ・カン
(1892-1968)北海道石狩郡厚田生れ。明治大学法学部卒業。地方新聞社、木材会社、電気商を経て、読売新聞、後に東京日日新聞の記者となる。新聞記者時代から『新選組始末記』『遊侠奇談』などを次々と発表。1932(昭和7)年に新聞連載した『国定忠治』が評判を呼び、創作に専念。戦中戦後と6年を費やした大作『勝海舟』、昭和30年代に発表した『父子鷹』『おとこ鷹』は幕末ものの枠を越えてピカレスク・ロマンの傑作とも評されている。『遺臣伝』『枯草物語』『厚田日記』など著書多数。
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