勝海舟―第六巻・明治新政―
1,045円(税込)
発売日:1969/01/28
- 文庫
江戸城明渡し後も、軍艦引渡しを拒む榎本武揚は旧海軍を率いて脱走、一方、徹底抗戦を唱える旧幕臣たちは彰義隊を結成して上野東叡山寛永寺にたてこもり政府軍と対決、壊滅した。勝は天子の東下と時をあわせるかのように、今やわずか70万石となった徳川の藩地駿府へ下って行く。反政府勢力の牙城会津も倒れ、榎本は蝦夷へ……。近代日本の黎明期、激動の時代を描く巨編の大団円。
書誌情報
読み仮名 | カツカイシュウ06メイジシンセイ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 688ページ |
ISBN | 978-4-10-115310-0 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | し-6-6 |
ジャンル | 文芸作品、歴史・時代小説 |
定価 | 1,045円 |
著者プロフィール
子母沢寛
シモザワ・カン
(1892-1968)北海道石狩郡厚田生れ。明治大学法学部卒業。地方新聞社、木材会社、電気商を経て、読売新聞、後に東京日日新聞の記者となる。新聞記者時代から『新選組始末記』『遊侠奇談』などを次々と発表。1932(昭和7)年に新聞連載した『国定忠治』が評判を呼び、創作に専念。戦中戦後と6年を費やした大作『勝海舟』、昭和30年代に発表した『父子鷹』『おとこ鷹』は幕末ものの枠を越えてピカレスク・ロマンの傑作とも評されている。『遺臣伝』『枯草物語』『厚田日記』など著書多数。
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