
波の音が消えるまで―第2部 雷鳴編―
649円(税込)
発売日:2017/07/28
- 文庫
- 電子書籍あり
絶対の必勝法、それを俺は手に入れたい――。カジノの王バカラに挑む男たちの熱い物語。
取り憑かれたようにバカラに打ち込む伊津航平。中国人を装ってマカオに長く暮らす劉。心に深い傷を負いながら航平と惹かれ合う娼婦の李蘭。それぞれに背負う闇の淵を互いに覗き合う三人。そして物も言わずその中心に鎮座するバカラとその謎。もっとも純粋な生き方を求めた先に待つのは、破滅だけなのか……。雷のように交錯し、薔薇の花弁のように砕け散る三人の運命は何処へ向かうのか。
目次
第六章 窓のない部屋
第七章 雷鳴
第八章 シンデレラ
第九章 島へ
第十章 デッドエンド
第十一章 雪が降る
第七章 雷鳴
第八章 シンデレラ
第九章 島へ
第十章 デッドエンド
第十一章 雪が降る
書誌情報
読み仮名 | ナミノオトガキエルマデダイニブライメイヘン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 田中千智/カバー装画、緒方修一/カバー装幀 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 368ページ |
ISBN | 978-4-10-123524-0 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | さ-7-24 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 649円 |
電子書籍 配信開始日 | 2018/01/26 |
著者プロフィール
沢木耕太郎
サワキ・コウタロウ
1947年、東京生れ。横浜国大卒業。『若き実力者たち』でルポライターとしてデビューし、1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学大賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2013年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を、2023年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞。ノンフィクション分野の作品の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。
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