
夏日狂想
935円(税込)
発売日:2025/05/28
- 文庫
- 電子書籍あり
詩人と評論家。才能ある男二人に愛され、傷ついた礼子が見出した自分の道とは──。
明治末の広島に生まれた礼子は、自由のない故郷を出奔。女優を目指しながら、年下の詩人、水本と暮らしていた。そして出会った文壇の寵児、片岡。礼子は才能ある二人の男を愛し、求められ、引き裂かれていく。三角関係が終焉を迎え礼子が見つけたのは、自らも「書きたい」という情熱だった──。誰のミューズでもない、自分の言葉を紡ごうとするひとりの女を創り上げた、魂を震わせる長編小説。
書誌情報
読み仮名 | カジツキョウソウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
雑誌から生まれた本 | 小説新潮から生まれた本 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 512ページ |
ISBN | 978-4-10-139147-2 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | く-44-6 |
ジャンル | 文学・評論 |
定価 | 935円 |
電子書籍 価格 | 935円 |
電子書籍 配信開始日 | 2025/05/28 |
著者プロフィール
窪美澄
クボ・ミスミ
1965(昭和40)年、東京生まれ。2009(平成21)年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また同年、同書で山本周五郎賞を受賞。2012年、第二作『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。2019(令和元)年、『トリニティ』で織田作之助賞を受賞。その他の著作に『アニバーサリー』『よるのふくらみ』『水やりはいつも深夜だけど』『やめるときも、すこやかなるときも』『じっと手を見る』『私は女になりたい』『朔が満ちる』などがある。
判型違い(単行本)
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