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風は山河より〔四〕

宮城谷昌光/著

572円(税込)

発売日:2009/11/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

広忠、定村、非命に斃る。戦国の世に新たな暗雲が立ち込める。松平、今川、菅沼、時代が大きなうねりを見せる第四巻。

戸田正直の奸計により尾張へ運ばれた竹千代であったが、織田から思わぬ厚遇を受ける。人質を掠奪され、なお駿府に臣従する決意をした広忠は、佐久間氏に送り込まれた隻眼の男の凶刃に斃れる。義元は三河攻略のため安祥城を攻め、竹千代を奪還、制圧への足固めをする。一方、義元の下知により、雨山城に兵を向けた菅沼定村は、戦場で命を落とす。時代が大きなうねりを見せる第四巻。

目次
尾張の風
一樹の蔭
小豆坂
広忠の死
雪斎禅師
石の声
雨山の戦い
喪中の出陣
布里の決戦
駿府の冬

書誌情報

読み仮名 カゼハサンガヨリ04
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 320ページ
ISBN 978-4-10-144454-3
C-CODE 0193
整理番号 み-25-34
ジャンル 歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 572円
電子書籍 価格 638円
電子書籍 配信開始日 2015/02/06

著者プロフィール

宮城谷昌光

ミヤギタニ・マサミツ

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、2001年、『子産』で吉川英治文学賞を、2004年、菊池寛賞を、2016年、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、2006年に紫綬褒章、2016年には旭日小綬章を受章。『晏子』『楽毅』『管仲』『香乱記』『青雲はるかに』『新三河物語』『三国志』『草原の風』『呉漢』『孔丘』『公孫龍』『諸葛亮』等著書多数。

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