
井上ひさし全芝居 その三
5,500円(税込)
発売日:1984/07/12
- 書籍
だから芝居は素晴らしい。これだけ面白いと来年もまた読み直してみたい。これだけ愉快だとあの人にも読ませてみたい。これだけ笑わせられると泣きたい気持と同じだ。
軍神乃木大将と近代日本を馬脚から眺める奇抜な着想。一茶一代記を推理仕立てにした意外な趣向。作者積年の思いをこめた宮沢賢治像。漱石文学の作中人物が演ずる人生の省察。芭蕉の生涯を三十六景の一人芝居にした仕掛け。女優六人が競演する樋口一葉への新視点など10編。
書誌情報
読み仮名 | イノウエヒサシゼンシバイ03 |
---|---|
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 616ページ |
ISBN | 978-4-10-302317-3 |
C-CODE | 0393 |
ジャンル | 戯曲・シナリオ、文学賞受賞作家 |
定価 | 5,500円 |
著者プロフィール
井上ひさし
イノウエ・ヒサシ
(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る