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井上ひさし全芝居 その六

井上ひさし/著

5,280円(税込)

発売日:2010/06/30

  • 書籍

読んでも面白い井上戯曲の魅力満載! 後期の代表作を堪能できる一冊。

軍国主義のプロパガンダをつとめた過去を、戦後になって厳しく追及した林芙美子を描き、毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞に輝いた「太鼓たたいて笛ふいて」、江戸から明治への移り変わりに翻弄される人々を描く「黙阿彌オペラ」、大正デモクラシーを支えた吉野作造とのちに商工大臣となる吉野信次、二人の葛藤を描く「兄おとうと」など八篇。

目次
父と暮せば
黙阿彌オペラ
紙屋町さくらホテル
貧乏物語
連鎖街のひとびと
化粧二題
太鼓たたいて笛ふいて
兄おとうと
初演記録
解説 扇田昭彦

書誌情報

読み仮名 イノウエヒサシゼンシバイ06
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 560ページ
ISBN 978-4-10-302331-9
C-CODE 0393
ジャンル 戯曲・シナリオ、文学賞受賞作家
定価 5,280円

著者プロフィール

井上ひさし

イノウエ・ヒサシ

(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。

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戯曲・シナリオ
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