井上ひさし全芝居 その四
5,060円(税込)
発売日:1994/09/22
- 書籍
昭和庶民伝三部作所収。昭和十年代から二十年代にかけての激動の時代を懸命に生きた日本の庶民の姿を、「星・花・雪」に託して描く三部作はじめ力作七編。
『きらめく星座』はじめ、時代に翻弄されながらも懸命に生きる庶民の姿を描く昭和庶民伝三部作。標準語の制定を命じられた男を主人公に、舞台に十の方言を飛び交わせた『國語元年』。詩人・石川啄木が友人、妻、両親との間に繰り広げる葛藤のドラマ『泣き虫なまいき石川啄木』。力作七編を収録する。
書誌情報
読み仮名 | イノウエヒサシゼンシバイ04 |
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発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 528ページ |
ISBN | 978-4-10-302322-7 |
C-CODE | 0393 |
ジャンル | 戯曲・シナリオ、文学賞受賞作家 |
定価 | 5,060円 |
著者プロフィール
井上ひさし
イノウエ・ヒサシ
(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。
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