【創刊900号記念特集】
決定版 大京都 みやこのみやび、海と山
芸術新潮 2024年12月号
(毎月25日発売)
発売日 | 2024/11/25 |
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JANコード | 4910033051244 |
定価 | 特別定価1,850円(税込) |
【創刊900号記念特集】
決定版 大京都 みやこのみやび、海と山
第I部
京都でアートさんぽ わくわくてくてくガイド
巻頭グラフ
京都府・京都市MAP
建築も名品(マスターピース)
選+文 前田尚武
01 島津製作所 創業記念資料館
02 藤井斉成会有鄰館第一館
03 京都国立近代美術館
04 アサヒグループ大山崎山荘美術館
05 京都市京セラ美術館
京都はアートと協働する
選+文 山本麻友美
06 京都芸術センター
07 ヴィラ九条山
08 京都新聞ビル地下1階
09 半兵衛麸ホールKeiryu/お辨當箱博物館
現代美術、聖なる空間と出会う
10 東福寺 光明院
11 両足院
12 元離宮二条城
13 東本願寺 渉成園(枳殻邸)
“衣笠絵描き村”を歩く
選+文 植田彩芳子
14 公益財団法人 櫻谷文庫(旧木島櫻谷家住宅)
15 平野の家 わざ 永々棟(旧山下竹斎家住宅)
16 京都府立堂本印象美術館
お庭でタイムトラベル
17 神泉苑
18 大徳寺 龍源院
19 並河靖之七宝記念館
20 がんこ 高瀬川二条苑
21 HOTEL THE MITSUI KYOTO
茶の湯の美に触れる
22 相国寺承天閣美術館
23 野村美術館
24 北村美術館
コレクターの情熱
25 福田美術館
26 泉屋博古館
27 細見美術館
28 高麗美術館
29 京都 清宗根付館
専門博物館の愉しみ
30 KCIギャラリー
31 京都国際マンガミュージアム
32 京菓子資料館
33 千總ギャラリー
34 川島織物文化館
大学ミュージアムの底力
35 龍谷大学 龍谷ミュージアム
36 京都市立芸術大学芸術資料館+ギャラリー@KCUA
37 京都大学総合博物館
38 京都芸術大学 芸術館
39 嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学附属博物館
40 京都精華大学 ギャラリーTerra-S
41 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
アーティストたちのMy KYOTO
1 シアスター・ゲイツ
2 宮永愛子
3 三沢厚彦
4 エレナ・トゥタッチコワ
黒田辰秋、見つけた
木漆工芸のパイオニアの若き日のしごと
巡礼! タイル・パラダイス
選+文 加藤郁美
きょうの古道具
おかしな京都
工房ショップでえらぶ、手しごとのお土産
魅惑の専門書店を巡る
写真家がとらえた京のまち
選 竹内万里子
第II部
アナザー・キョウト
京都のそとの京都へ
ANOTHER KYOTO 》01 丹後半島
海景、鉄道、ときどき古代史
文 田中比呂之
ANOTHER KYOTO 》02 京都丹波
食と時間と手仕事と――
土地の幸に心みちる
ANOTHER KYOTO 》03 南山城
京都のみなみ、南都の北
石と木と銅の仏
いますところ
案内役 瀨谷貴之
◆ Regular Features ◆
◇ 巻頭 ◇
Goods & Shop
時と光の美術館〈92〉
グッチ
とんぼの手帖〈12〉
アジアンリゾート建築の祖
◇ 連載 ◇
定形外郵便〈125〉
文 堀江敏幸
千住博の知となり肉となり〈17〉
思い出深い二つの国宝
福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈21〉
中村隼人さん
幻々夢譚〈24〉
絵・文 と金
◇ PICK UP ◇
movie 佐々木敦
book 諏訪 敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈53〉小田原のどか
exhibition 全国展覧会情報
2024年芸術新潮総目次
次号予告
▼芸術新潮特別企画
時と光の美術館SPECIAL
パテック フィリップ 日本の伝統美、礼讃
究極ホテル
ステイとアートが交わるところ
パーク ハイアット 京都/ロク キョウト LXR ホテルズ&リゾーツ
アートスポット in 京都
京都BAL/KYO AMAHARE/ギャルリーためなが京都/ホテルオークラ京都 岡崎別邸/caede/L’ELISIR Kyoto/フリッツ・ハンセン
秘仏が続々と登場! 上原美術館で見る
仏像たちの平安時代
ブレない創作を目指して〈1〉
濱野年宏
ユネスコ世界芸術遺産認定への道のり
戸田建設の
ARTが溢れる街づくり〈2〉
芸術文化の拠点を目指して
TODA BUILDINGオープン
40周年記念イベントが好評のうち閉幕
iichiko Design Week 2024
これまでのiichiko、これからのiichiko
始めよう! NFTアートカレッジ〈9〉
Adam by GMO
ART CAFÉ
GALLERY'S PLAZA
「三浦 篤×森村泰昌 キテレツ絵画の逆襲」、
「山下裕二の新・今月の隠し球」、
「千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗」は今月休載します。
最新号PICK UP
京都は「そと」も、楽しい!
創刊900号にあたる12月号は、「大京都」と称し、200頁を超える(重さ600グラム超!)ボリュームたっぷりの記念号をつくりました。
2部構成のうち、第1部は京都市内の美術館を中心にアートスポットをテーマ別に厳選&徹底ナビゲート。合間には、お買い物におすすめの手しごとやお菓子のショップ情報や、タイルや写真などといった切り口で京都に迫る記事も。
第2部は観光客でにぎわう(ときには大混雑の)市内を飛び出して、オーシャンビューかつ古墳や史跡が盛り沢山の丹後半島エリア、食もカルチャーも絶妙に揃う注目の京都丹波、そして、仏像好きなら死ぬまでに一度は巡りたい南山城と、3つのエリアを紹介しています。
取材は複数班にわかれ、わたしは亀岡市・京丹波町・南丹市からなる京都丹波エリアを担当しました。「京都の台所」とも呼ばれる食材の幅広さやその美味しさ、また自然ゆたかな環境で、スタイルを持って制作・生活する作り手の方たちを取材できたらと探すうちに、自然と京丹波町に集中したわけですが、取材中にお会いした町役場や観光機構の方たちは、めずらしいと驚いていた模様。とはいえ、その町役場も、地元の木材を90%以上使用し、開放感のあるつくりで、美しい天井を有する議場や、カフェやライブラリーも併設、と、とても魅力的な空間。一見の価値ありなのです。思い返せば、トレッキングなどのアクティビティも魅力的で、4つある道の駅全制覇も気になりつつ、今回はシーズンを逃してしまいましたが名産の黒豆やジビエも食べたかった……。そんな知る人ぞ知る(!?)魅力に満ちた京都丹波をはじめとする「もうひとつの京都」、次の京都旅計画にお役立ていただけたら幸いです。
この号の誌面
編集長から
創刊から900号!
記念特集は「決定版 大京都」です
芸術新潮は、2024年12月号をもって創刊900号の節目を迎えます。208頁の拡大版でお送りする記念号の特集は、「決定版 大京都 みやこのみやび、海と山」。京都市内のアートスポット41か所を徹底ガイドすると共に、タイルの聖地を巡り、町場に息づく黒田辰秋作品を見つけ、京都ならではの手仕事のおみやげを探し、若手の古道具店をのぞき――と、さまざまなテーマ記事で古くて新しいこの町の魅力を掘り下げます。さらに、「アナザー・キョウト京都のそとの京都へ」では海の京都=丹後半島、ワインとパンの京都丹波、美仏ひしめく南山城へのプチトリップの提案も。
年末恒例の美術展ガイドは、「これだけは見ておきたい2025年美術展ベスト25」として、昨年に続いて増刊号でのお届け。ゴッホやミロなど定番巨匠のブロックバスター展もある一方、世界的にも新顔のヒルマ・アフ・クリントの大回顧展が開催されるのは注目です。一年間の美術鑑賞にお役立てください。
芸術新潮編集長 高山れおな
お知らせ
これだけは見ておきたい2025年美術展ベスト25
次号予告
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雑誌から生まれた本
芸術新潮とは?
「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。