【特集】沖縄の美しいもの
編集長から
沖縄の美しいもの
「沖縄」と聞いて連想するのは、海、シーサー、泡盛、基地? じつは沖縄こそ日本一の工芸王国であるのに、なぜかそれほど知られていないようです。今回の特集で、琉球時代の染織・漆工・やきものの絶品16点を選んでいただいた丹尾安典さんも、10年ほど前までは沖縄にノーケアでした。専門は近代美術史なのですが、友人に連れられて行った初沖縄で、やきものの質の高さに仰天、しかも安い! 以来、病膏肓という次第。とにかく撮りおろしグラフを見ていただければ、あなたの沖縄観も変わるはず。そして、そんな工芸王国の伝統は現在も生きています。沖縄にお宅のあるヨーガン・レールさんをはじめ、いまの沖縄の工芸品を暮らしにとりいれている方々を訪ね、作家たちの仕事場にもお邪魔しました。
今月号は樂吉左衞門、千宗屋、瀬津勲の三氏による利休と室町美術を巡る鼎談あり、田中靖夫さんと橋本治さんの新連載「骸骨狂雲集」あり、にぎやかな年明けです。
今月号は樂吉左衞門、千宗屋、瀬津勲の三氏による利休と室町美術を巡る鼎談あり、田中靖夫さんと橋本治さんの新連載「骸骨狂雲集」あり、にぎやかな年明けです。
芸術新潮編集長 米谷一志
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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。