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【開館70周年記念大特集】現地特別取材 ワシントン・ ナショナル・ギャラリーはなぜアメリカNo.1の美術館なのか

芸術新潮 2011年6月号

(毎月25日発売)

1,466円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2011/05/25

発売日 2011/05/25
JANコード 4910033050612
定価 1,466円(税込)

編集長から

米国一の美術館はワシントンにあり
 ニューヨークの名物コレクター夫妻を主人公とするドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー』で、手塩にかけたコレクションを美術館に寄贈した二人が、大理石の巨大な壁に刻まれた歴代寄贈者銘に自分たちの名が加わったのを、感慨深げに見上げる場面がある。その美術館こそ、アメリカの国力の象徴たるワシントン・ナショナル・ギャラリー。フェルメールはもちろん、欧州以外で唯一のレオナルド・ダ・ヴィンチを持つこの大美術館は、名前に「国立」と冠しながらも、1941年の設立以来、民間からの作品寄贈と寄付金によって世界屈指の美の殿堂になったという、いかにもアメリカ的存在なのだ。言うなれば、人民による人民のための国立美術館。今月の特集では、同館の中でもとりわけ充実の印象派・ポスト印象派作品が大挙来日するにあたり、『怖い絵』の中野京子氏にスリリングな読み解きをお願いした。はなやかな画面の裏に、実はあんな事情、こんな因縁が……。

芸術新潮編集長 米谷一志

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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。