【没後一周年特集】高峰秀子の旅と本棚〈秘蔵写真満載〉
編集長から
高峰秀子の
旅と本棚
旅と本棚
昨年12月28日に高峰秀子が亡くなってもうすぐ1年。ところで、彼女のお墓がハワイにあるのを知っていますか? 名文家でもあったこの大女優は、夫・松山善三との旅行記を何冊も残していますが、ハワイは特にお気に入りの地でした。コンドミニアムを購入して毎年夏と冬に滞在、ついにお墓まで買ってしまったという次第。今月の特集は彼女のプライベートアルバムからの貴重写真とご本人のエッセイの抜粋により、高峰秀子の愛した旅と本を、みなさんとともに味わいたいと思います。梅原やフジタといった画家との交流も、作品とともに紹介します。
さらに今月は特別寄稿として池澤夏樹「船と都市、子供と夢――パウル・クレー小論」前編を掲載。震災後、被災地に度々足を運んだ作家は、東京で開かれていたクレー展で「希望のようなもの」を見出し、この画家の絵をもっと見ようと、スイスのベルンに向かう。どんな画家とも違う、クレーの絵を解く鍵とは――。
さらに今月は特別寄稿として池澤夏樹「船と都市、子供と夢――パウル・クレー小論」前編を掲載。震災後、被災地に度々足を運んだ作家は、東京で開かれていたクレー展で「希望のようなもの」を見出し、この画家の絵をもっと見ようと、スイスのベルンに向かう。どんな画家とも違う、クレーの絵を解く鍵とは――。
芸術新潮編集長 米谷一志
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