大特集　大友克洋の衝撃　【描きおろしＳＦ短篇掲載！】

　マンガ好きにとって、大友克洋のスゴさは説明不要。そうでない方は、今号の巻頭グラフをご覧いただきたい。選りすぐりの原画を撮りおろし、時に実寸以上の超アップで掲載した怒濤の18頁、その緻密かつ大胆な画力に心底圧倒されるはずだ。今月は、現代マンガの地平を切り拓き、『AKIRA』で全世界をも震撼させた大友克洋の大特集。マンガにとどまらない革新的表現の広がりを徹底解剖するとともに、ロング・インタヴューではシュープリームス好きだった小学時代から制作中の新作の話まで、忌憚なく明かしてくれた。マンガは結局記号の組み合わせだが、「自分はもっと、絵の方に行きたい」と語る大友の新たな創造力は、この特集のための描きおろし短篇「DJ TECKのMORNING ATTACK」に存分に発揮されている。オールカラーの8頁、しかも久々のＳＦ！
　新発見のブリューゲル報告後篇、平松洋子氏による写真家ドアノー論など、特集以外も充実です。