【特集】20世紀美術のカリスマ フランシス・ベーコンを解剖する
編集長から
20世紀美術のカリスマ
フランシス・ベーコン
フランシス・ベーコン
今月の特集はフランシス・ベーコン。といっても、大昔の哲学者ではありません。一九〇九年に生まれ、九二年に亡くなったイギリスの大画家のほうです。二度の世界大戦を経験した彼は、もはや無傷ではありえない人間の在り様を容赦なく抉り出すような作品を描き続けた。特筆すべきは、その絵が決して説明的ではなく、一目見て最高に「カッコイイ」こと。絵としてのキャラが立っている点はピカソ以上です。そんな画家の魅力を多方面から照射すべく小誌に集まったのは、佐々木中、鈴木理策、都築響一、中原昌也、茂木健一郎という熱烈ベーコン・サポーターの面々。さらに、安藤モモ子、金沢百枝、原田マハ、松井冬子の四氏による「ベーコン女子会」の盛り上がりたるや!
昨年亡くなられた丸谷才一さんは、小誌のためにクリムト論を構想中でした。未完となった遺稿を特別に掲載。隈研吾さんが語る歌舞伎座、開館したてのルーヴル別館も紹介します。
昨年亡くなられた丸谷才一さんは、小誌のためにクリムト論を構想中でした。未完となった遺稿を特別に掲載。隈研吾さんが語る歌舞伎座、開館したてのルーヴル別館も紹介します。
芸術新潮編集長 米谷一志
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