【世界文化遺産登録記念 大特集】富士山 その絵画と信仰
編集長から
富士山
その絵画と信仰
その絵画と信仰
富士山が世界文化遺産になったことで、増えたのは登山客ばかりではない。オークションでは富士の絵の出品数が増加傾向にあり、今後は市場での値段も一、二割上がるだろうとのこと。では、富士はいつから描かれ始めたのか? 現存最古の作品は十一世紀の《聖徳太子絵伝》で、太子がお気に入りの黒馬にまたがり、富士山の上空を越える場面として描かれる。今月の特集はそんな富士画の山あり谷あり千年の歩みをヴァラエティに富む作品群で辿るとともに、信仰方面のルートからもアプローチ。神の山でもあり仏の山でもある日本一の霊峰に小誌取材班が実際に登り、裾野から頂上までの宗教スポットとその歴史をご紹介する。他にも高橋睦郎氏による富士山の文学史、富士の絵の市場レポートなど盛り沢山!
小特集は国際芸術祭で活況を呈す瀬戸内から、豊島に美術館が誕生した横尾忠則氏と三ヵ所で作品発表中の大竹伸朗氏の、エネルギッシュな仕事をお目にかけます。
小特集は国際芸術祭で活況を呈す瀬戸内から、豊島に美術館が誕生した横尾忠則氏と三ヵ所で作品発表中の大竹伸朗氏の、エネルギッシュな仕事をお目にかけます。
芸術新潮編集長 米谷一志
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