【特集】スヌーピーのひみつ チャールズ・M・シュルツの創作世界
編集長から
スヌーピーのひみつ
単体のキャラクターとしてのスヌーピーもかわいいけれど、漫画『ピーナッツ』でチャーリー・ブラウンたちと繰り広げる絶妙なやりとりはまた格別。今月は、チャールズ・M・シュルツが50年にわたって描き続けた『ピーナッツ』の世界へ、皆様をご招待します。1万7897回もあるエピソードの初期では、普通の仔犬っぽく四足で歩いていたスヌーピーでしたが、やがて他の登場人物たちとともに見た目も性格も定まって、おなじみのシチュエーションを豊かに変奏していくことに。そこから生まれる笑いとある種の懐かしさは、意外と『男はつらいよ』に通じるかも。作者シュルツも「何十年間も人々に語りかけられるような創造作品のみが正真正銘の芸術」と言っています。シンプルな描線の名人芸が味わえる原画や超貴重グッズの数々、シュルツが愛したカリフォルニア州サンタローザの町もご紹介。この特集を読めば、スヌーピーの見方がきっと変ってくるはずです。
芸術新潮編集長 米谷一志
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
芸術新潮とは?
「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。