【特集】利休と名碗
編集長から
撮り下し写真で味わう
この秋、くしくも茶碗がらみの展覧会が花盛りです。東京の三井記念美術館、菊池寛実記念智美術館、五島美術館、根津美術館、そして京都の樂美術館、そのすべてを巡るのは大変というあなたのために、今月の特集は各展の目玉となる名碗を誌上で一堂に集め、わび茶を確立した千利休を起点に、それぞれの見どころに迫ります。監修は、利休居士15世にして武者小路千家家元後嗣の千 宗屋氏。今回、利休所持の斗々屋茶碗をはじめ、長次郎、光悦、半泥子らの貴重な名品の数々を、幸いにも特別に撮り下すことができました。薄暗い茶室に鎮座する茶碗は、人生経験を積み重ねた名優のような存在感に満ちています。
小特集は、神々の宿る山を撮り続けてきた鈴木理策氏による、これまた撮り下しの伊勢神宮。さらにサイトウ・キネン・フェスティバルでの大西順子氏のジャズ勉強会と公演を青柳いづみこ氏が密着取材、ターナーの文字通りの秘画もこっそり紹介いたします。
小特集は、神々の宿る山を撮り続けてきた鈴木理策氏による、これまた撮り下しの伊勢神宮。さらにサイトウ・キネン・フェスティバルでの大西順子氏のジャズ勉強会と公演を青柳いづみこ氏が密着取材、ターナーの文字通りの秘画もこっそり紹介いたします。
芸術新潮編集長 米谷一志
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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。