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【特集】もっと素敵にジャポニスム なぜ日本文化は世界で人気なの?

芸術新潮 2014年7月号

(毎月25日発売)

1,466円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2014/06/25

発売日 2014/06/25
JANコード 4910033050742
定価 1,466円(税込)

編集長から

世界を虜にする
日本文化の特異性

 団扇、扇子、浮世絵、昆虫、草花――。これらの共通点は、「ジャポニスム」の立役者であるということ。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日々の生活や芸術作品に日本文化を取り入れるジャポニスムが欧米を席巻した。1854年の開国前後から膨大な数の美術工芸品が海外へ渡るようになると、欧米人はヴィヴィッドな色使いや自由な構図に驚かされ、あるいは小さな動植物を題材にする独特の感性に衝撃を受けたのだ。モネやマネ、ホイッスラーやゴッホらは作品に団扇や扇子を登場させたり、浮世絵的な構図で描いてみたり。工芸品では昆虫や草花がさかんにモティーフとされる。日本趣味はさらにグラフィック・デザインやファッションの世界にも広まった。
 日本食やアニメ、現代アートなどに代表されるネオ・ジャポニスム現象が起こるいま、改めて日本文化の影響力を考えてみた。写真におけるジャポニスムについて考えるホンマタカシ氏×椹木野衣氏の対談も必読。

芸術新潮編集長 吉田晃子

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