ホーム > 雑誌 > 雑誌詳細:芸術新潮 > 雑誌詳細:芸術新潮 2017年12月号

【特集】これだけは見ておきたい2018年美術展ベスト25

芸術新潮 2017年12月号

(毎月25日発売)

特別定価1,579円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2017/11/25

発売日 2017/11/25
JANコード 4910033051275
定価 特別定価1,579円(税込)
●目 次

【特集】これだけは見ておきたい2018年美術展ベスト25

ご鑑賞は計画的に♪
展覧会早見表

巻頭グラフ

12 December 2017
Exhibition_01-03
戌年なんてぶっ飛ばせ!
我ら猫派のニャンダフルライフ
Exhibition_04
初個展から40年
石内都がとらえた時間の粒子

1 January 2018
Exhibition_05
あの千手観音も出開帳!
仁和寺と御室派おむろはの必見の仏たち
Exhibition_06
ブリューゲルのDNAを追いかけろ!
子孫たちの腕前拝見
COLUMN
2017年入場者数ランキング
劇場化時代の展覧会

2 February
Exhibition_07
騙され盗まれ、波乱万丈?
ビュールレ氏の収集ライフとお宝絵画
Exhibition_08
全員集合!
ドムシー城に秘められし
ルドンの装飾壁画

3 March
Exhibition_09
今さら聞けない
どこがスゴイの? ベラスケス
史上最多! 来日する7点はこれだ
Exhibition_10
リアルでおかしな江戸絵画

4 April
Exhibition_11
名作はいかにして生まれたか?
名作誕生─つながる日本美術
Exhibition_12
旅の画家・池大雅の
ディスカバージャパン
Exhibition_13
全長およそ40メートル!
長いぞ長いぞ横山大観
Exhibition_14
西洋美術の“基本のキ”
「ヌード」を愉しむ
COLUMN
上野、六本木に次ぐ、トーキョー美術館エリア
今、墨田がアツい!

5 May
Exhibition_15
現代作家が見方を伝授1
画家・福田美蘭がナビゲート
モネが現代作家に遺したものは?
Exhibition_16
現代作家が見方を伝授2
美術作家・森洋史がナビゲート
肖像芸術を楽しむための基礎知識
Exhibition_17
現代作家が見方を伝授3
写真家・鈴木理策がナビゲート
フランスの風景画 from ロシア

6 June
Exhibition_18
ミケランジェロ、未完の大作がやって来る!
Exhibition_19
超現実が現実に!?
デジタル時代のエッシャー展

7 July
Exhibition_20
縄文、怒濤のアール・ブリュット
COLUMN
2018年、これだけは見ておきたい
美術展[番外編]
絵本/デザイン・建築/現代アート/仏教美術

8 August
Exhibition_03
没後50年
藤田嗣治とは何者だったのか

9 September
Exhibition_21
みやこというトポスを切口に提示する
「かたな」の新しい見方
Exhibition_22
50年前に起きた
日本文化の回天パラダイムシフトを総括する
COLUMN
NEW ART SPOT
草間彌生美術館
江之浦測候所/MOA美術館
富山県美術館
太田市美術館・図書館
guntû

10 October
Exhibition_23
勝手に大予想!
あなたの見たいフェルメール展、
教えてください
Exhibition_24
絵筆の欧州王者、
ルーベンスはバロックのを開く

11 November
Exhibition_25
《叫び》テンペラ・油彩ヴァージョン初来日!
ムンクこだわりの反復描き

特集プレミアム企画
2018年はウィーン世紀末芸術メモリアル・イヤー
ワーグナー、クリムト、モーザー、シーレ
なんたることよ、4人そろって没後100年

◆ special feature 第2特集 ◆

石内都が撮りおろした
艶やかで色っぽい
阿波人形浄瑠璃衣裳

◆ Global News ◆

London「バスキア:ブーム・フォー・リアル」展
New York「1989年以降のアートと中国:世界の劇場」展
Val-d'Oise「ヒッチャム・ベラダ:74803日」展
Ravenna「モンテスマ、フォンタナ、ミルコ:モザイク彫刻の起源から現在まで」展

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

ちょっといいで書?〈8〉
ストリートで見つけた気になる字
選・文 中澤希水

Goods & Shop

時と光の美術館〈8〉
SPECIAL
ヴァン クリーフ&アーペル

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈43〉
文 堀江敏幸

海外アートStudy最前線〈31〉
文 前橋重二

原田マハ、美のパイオニアに会いに行く〈17〉
鈴木郷史

フィリップ・ワイズベッカーの
郷土玩具
十二支めぐり〈3〉[寅]

千 宗屋の
飲みたい茶碗、
点てたい茶碗〈41〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend  編集部のおすすめ!
成相肇の やっかい もっかい てんらんかい〈20〉
exhibition 全国展覧会情報

2017年芸術新潮総目次
次号予告

▼芸術新潮特別企画

新たな美に出会うとっておき展覧会
たばこと塩の博物館
上野の森美術館
サントミューゼ上田市立美術館

翠波すいは画廊が考える
フランス絵画の心地よさ

連載 日本の誇りを伝えていく〈3〉
秋華洞しゅうかどうにこっそり聞いた、
美術品買取をめぐる打ち明け話

銀座ギャラリーズ
Xmas アートフェスタ

ART CAFÉ SPECIAL
ART CAFÉ

最新号PICK UP

1冊で12号分おいしい

Image

 盛り上がりを見せた特別展「運慶」も11月26日で閉幕を迎え、その向こうを張る「怖い絵展」も折り返し地点を通過。2017年もあとわずかというこの時期に、来年に向けて早くも美術館から漂うおいしそうな匂いをかぎつけた本誌は、世の美術ファンにそれら“メインディッシュ”をつまみ食いしてもらうおうと、さまざまな味つけで料理しました。

 紹介する美術展は大型展を中心に25。秘仏出開帳、ベラスケス、フジタ、フェルメール、縄文、ルーベンス……と、時代も国もさまざまなごった煮特集ですが、一皿一皿はどれも極上。特集だけで120ページ超あり、例月のおよそ1.5倍の大特集となりました。

 さらに美術ファン必携!の別冊付録「芸新手帳2018」もついてます。 カレンダー部分にはアーティストの命日を記し、全国約230の美術館・博物館の来年の展覧会情報をできる限りリサーチして一覧に。そうそう、表紙のキャラクターは、しりあがり寿さんが描いてくれた「叫び君」です。来秋のムンク《叫び》(オスロ、ムンク美術館蔵)の来日にちなんで、本誌記事中ではナビゲーターとして活躍してくれていますので、その愛嬌あふれる姿にもぜひご注目ください。

この号の誌面

編集長から

空前絶後だらけの
来年の目玉展を紹介

 今年も話題の展覧会が多かった。10月までの動員数を調べたところ、東京・国立新美術館で開催されたミュシャ展が66万人超でトップ。来年はどんな作品が見られるのだろう? そこで12月号は「これだけは見ておきたい2018年美術展ベスト25」と題して目玉展を紹介。年明けほどなく葛井寺の《千手観音菩薩坐像》が出開帳。秘仏ゆえ、これを最後に二度と寺外に出ないのでは? 1点来日するだけでも大騒ぎのフェルメール作品が8点出品、と、こちらも千載一遇の展覧会だ。さらに、“ヌード”に焦点を当てた大型国際巡回展がついに日本上陸、国宝&重文ザクザクの『國華』創刊記念展、没後50年を機にした藤田嗣治の大回顧展――。それら必見の25展の開催情報を月ごとにまとめ、見どころを解説。1年間楽しめる保存版大特集だ。
 全235館の展覧会情報を網羅した豪華付録「芸新手帳2018」は、スケジュールが書き込めるカレンダー頁に主要作家たちの命日というプチ情報も。

芸術新潮編集長 吉田晃子

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。