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【特集】ザ・ヌード

芸術新潮 2018年4月号

(毎月25日発売)

1,466円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/03/24

発売日 2018/03/24
JANコード 4910033050483
定価 1,466円(税込)
●目 次

【特集】ザ・ヌード

巻頭グラフ
泰西名品
隠れ美ヌード14選


爆笑! ハダカ談義
みうらじゅん×辛酸なめ子
「女体にグッドデザイン賞を!」


チャートで確認!!
古代→現代
ざっくりヌード美術の流れ

ヌード限定! 西洋美術史集中講義
  • 第1講義 古代
    筋トレ男が幕を開けたヌードの歴史 文 芳賀京子
  • 第2講義 中世―ルネサンス
    揺れる肉体の聖と俗 文 加藤磨珠枝
  • 第3講義 バロック―19世紀
    百花繚乱! ヌードの巨匠たち 文 池上英洋
  • 第4講義 20世紀
    芸術か、猥褻か? それが問題だ 文 田中正之
  • 第5講義 20世紀末̶21世紀
    いま、ヌ ードの新しい地平 談 エマ・チェンバーズ/聞き手 伊東豊子
展覧会案内

column
ジョン・カリン 多重露光するヌードとポルノ

あなたの好きなヌード、教えて下さい。
フェティッシュ・ヌード放談
伊藤千枝/小山登美夫/菅俊一/平野啓一郎/藤野可織/Poko/松井冬子/宮沢章夫/山内マリコ/横尾忠則

日本の裸体表現最前線!
選・文 宮本和英
Hajime Kinoko/東學/ZIGEN+吉岡愛花/諏訪敦/池谷友秀/三嶋哲也/池島康輔/興梠優護



◆ Art News latest work ◆

白亜の寺院に降臨した
松井冬子のド直球、絹本襖絵を見よ!




◆ Art News report ◆

贋作発覚! 世界最古の印刷版地球儀
文 前橋重二



ちくちく美術部卒業記念
チャレンジ企画
アートテラー・とに~の美術館トライアスロン



◆ Review ◆

東北芸術工科大学・京都造形芸術大学卒展
星山耕太郎/金川晋吾
富田菜摘



◆ Global News ◆

Bonn「天気予報:天気の文化と天候の科学」展
Paris「シェイラ・ヒックス:生命の線」展
London「ナチュール・モルト:現代の静物画」展
New York「ヤン・ヴォー: テイク・マイ・ブレス・ アウェイ」展



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

ちょっといいで書?〈12〉
ストリートで見つけた気になる字
選・文 中澤希水

Goods & Shop

時と光の美術館〈12〉
ユリス・ナルダン

◇ 連載 ◇

新連載
中野京子が読み解く
画家とモデル〈1〉
タマラ・ド・レンピッカと《美しきラファエラ》

海外アートStudy最前線〈35〉
文 前橋重二

Around Geijutsu Shincho
『禅のこころを描く 白隠』

定形外郵便〈47〉
文 堀江敏幸

原田マハ、美のパイオニアに会いに行く〈19〉
福武總一郎

フィリップ・ワイズベッカーの
郷土玩具
十二支めぐり〈7〉[午]

千 宗屋の
飲みたい茶碗、
点てたい茶碗〈45〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend  編集部のおすすめ!
成相肇の やっかい もっかい てんらんかい〈24〉
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

リニューアル記念第2弾
上原美術館で静岡県立美術館との合同企画展
伊豆・下田から美をめぐる旅へ

美も技も抜きん出る、佐賀の底力を見よ!
 
ART CAFÉ SPECIAL
ART CAFÉ

最新号PICK UP

みうらじゅん×辛酸なめ子「女体にグッドデザイン賞を!」

 1月某日。文豪の幽霊が出ると巷で有名な「新潮社クラブ」にて、みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんの“ヌード対談”を行いました。お2人はムサ美の先輩・後輩。みうらさんが女体への熱い思いを語れば、辛酸さんはヌード美術に鋭いツッコミを入れる……。自由で愉快なトークの一部を、動画でご紹介しましょう。全貌は本誌にて!

※弊社別棟。著者の執筆や取材などのための一軒家です。みうらさんは以前、このクラブでカンヅメを体験。その折に彼が遭遇した貴重で危険な思い出話は……残念ながらオフレコです。

 このほかにも、古代から現代に至る「ヌード限定西洋美術史集中講義」や、作家やギャラリストらの「お気に入りヌード」にまつわるエッセイ、日本の最先端裸体表現など、“ヌード”にまつわる、あれやこれやが、ぎっしり詰まった1冊です。眼福を味わい、知識欲を満たす永久保存版。ぜひお手にとってご覧ください。

この号の誌面

編集長から

西洋美術2500年のヌード表現を追う

 ヨーロッパの美術館を訪ねると、ヌード作品がとても多いことに気づかされる。なぜ西洋人は、かくも裸体にこだわるのか。そこで古代から現代まで、西洋美術におけるヌード史を通して、その謎を探ってみた。ヌードと言えば女性というイメージが強いが、大規模彫刻が隆盛した紀元前6世紀は、裸体像と言えば男性。中世に入るとアダムとエヴァをはじめ、聖書の物語絵が盛んに描かれる。ルネサンス期は、ご存知ボッティチェリによるヴィーナスに代表される、優美な女性像の時代。やがてルーベンスやレンブラントが登場し、新たな表現の幕が開いた。20世紀以降はピカソのように、伝統から解き放たれたヌードが見られるようになる。とまぁ、表現の変遷を追ううちに、人間の本質に迫ろうとする画家たちの姿が見えてくる。
 そして新連載「中野京子が読み解く画家とモデル」がスタート。第1回はレンピッカ。絵に秘められた、時に微笑ましく、時に切ない人間関係を追う。

芸術新潮編集長 吉田晃子

展覧会情報

ヌード NUDE ─英国テート・コレクションより

[会場]神奈川・横浜美術館
[会期]3月24日(土)~6月24日(日)
[休館日]木曜日(ただし5月3日は開館)、5月7日
[開館時間]10:00~18:00(5月11日、6月8日は~20:30)
 ※いずれも入館は閉館の30分前まで
[問合せ]03-5777-8600(ハローダイヤル)
[詳細] https://artexhibition.jp/nude2018/

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芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。