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【大特集】これだけは見ておきたい
2023年美術展 Best25 and More!
〈付録〉CALENDAR for Art Lovers 2023

芸術新潮 2022年12月号

(毎月25日発売)

特別定価1,670円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2022/11/25

発売日 2022/11/25
JANコード 4910033051220
定価 特別定価1,670円(税込)
●目 次


【大特集】これだけは見ておきたい
2023年美術展 Best25 and More!


ご鑑賞は計画的に♪ 展覧会早見表

巻頭グラフ

松村北斗(SixTONES)×ヴァロットン
黒と白との親密な時間



12 DECEMBER 2022

EXHIBITION 01
“とらわれない女”マリー・クワントのファッション革命

EXHIBITION 02
ディオール 日本にも夢を与えたメゾンの軌跡



1 JANUARY 2023

EXHIBITION 03
あっさり、上品、センスよし
浪速の日本画、見においでやす


EXHIBITION 04
元祖こじらせ系画家シーレに耽る



2 FEBRUARY

EXHIBITION 05
妖しい絵だけにあらず!
演じて、描いた表現者・甲斐荘楠音かいのしょうただおと


EXHIBITION 06
あなたは芳幾派? それとも芳年派?
“最後の浮世絵師”たちの闘い




3 MARCH

EXHIBITION 07
ルーヴル美術館が教えてくれる
“愛”についてのエトセトラ


EXHIBITION 08
骨なし! CGなし!
懐かしくて新しい恐竜展へ


EXHIBITION 09
禅の巨匠に絵の巨匠
初の大展観で知る東福寺の実力


EXHIBITION 10
重要文化財でたどる「近代美術」見直し史



4 APRIL

EXHIBITION 11
「国語」「算数」「理科」「社会」……
現代美術の教室へようこそ


EXHIBITION 12
土佐の天才絵師、絵金が仕掛ける極彩色の夏の世の夢

EXHIBITION 13
親鸞による親鸞
史上最大の展観でその声を聞く




5 MAY

EXHIBITION 14
静かで過激なマティスの探求



6 JUNE

EXHIBITION 15
古代メキシコからやって来る
女王、戦士、そして神々が


EXHIBITION 16
いよいよ完成へ!
サグラダ・ファミリアと奇才ガウディの頭の中を探る


EXHIBITION 17
20世紀抽象の海にダイブ!



7-8 JULY&AUGUST

EXHIBITION 18
ドールズ、ドールズ、ドールズ!
わら人形からお雛様、フィギアまで
千姿万態のあなたは一体何者?


EXHIBITION 19
アートの光を浴びにゆく



9 SEPTEMBER

EXHIBITION 20
“世界最古の美術館”の名品でたどる
永遠の都の、永遠のはじまり


EXHIBITION 21
福田美蘭がむすぶ
芸術と社会の現在いま


EXHIBITION 22
イヴ・サンローラン
“想像”と“創造”の装い




10 OCTOBER

EXHIBITION 23
最初で最後かも?
それほどの大キュビスム展


EXHIBITION 24
決定版! やまと絵オールスターズ



11 NOVEMBER

EXHIBITION 25
連作を“発明”したモネの目



推し展 in 2023
高橋明也×辛酸なめ子×とに~

Column1
2022年秋~2023年NEW OPEN
注目の美術館はここだ!

Column2
出展ギャラリーの8割が海外から!
来夏、新たな国際アートフェア「Tokyo Gendai」が開催される

2023年、これだけは見ておきたい美術展 番外篇
[1]メモリアルな画家たち
[2]ブルターニュの誘惑
[3]はおり、まとい、かざる。世界の手工芸

もっと見たい! 2023年展覧会60
西洋美術/写真/宗教美術/コレクション/日本美術/古美術/デザイン・建築/絵本/現代の美術



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

国宝クラス仏をさがせ!〈24〉
宮古薬師堂 薬師如来坐像

Goods & Shop

時と光の美術館〈68〉
ジョージ ジェンセン

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈101〉
文 堀江敏幸

国宝クラス仏をさがせ!
解説篇〈24〉
選・解説 瀨谷貴之

千住博の往復書簡〈53〉
宛先 建畠 晢 様

◇ PICK UP ◇

exhibition 全国展覧会情報

2022年芸術新潮総目次
次号予告

▼芸術新潮特別企画

時と光の美術館
パテック フィリップSPECIAL〈7〉
草花への讃歌

想像力よ飛べ
イヴ・クラインとその時代、そして今

はじめてのNFTアート〈10〉
Adam byGMO
超レア! 横山大観の“お蔵出し”がNFTに

永井画廊でふれる 千住博の原点と現在

上田市立美術館で遠藤彰子が鳴りひびく日

銀座ギャラリーズ Xmas アートフェスタ

ART CAFÉ SPECIAL
ART CAFÉ
Gallery's Plaza

最新号PICK UP

芸術新潮 2022年12月号
芸術新潮 2022年12月号
〈付録〉CALENDAR for Art Lovers 2023

 毎年恒例、「これだけは見ておきたい○○年美術展」特集も今回で6回目。今年12月から来年11月にかけて開催される美術展のうち、編集部が選んだベスト25展を開催月順に詳報、その他の注目展も合わせ、計約100展をご紹介します。

 今回ご紹介するベスト25展をざっくりジャンル分けすると、日本美術8展、西洋美術8展、ファッション3展、古代美術2展、現代美術2展、建築・工芸2展……となるのですが、特筆すべきはファッション展の充実ぶり!
 とりあげる3展は、マリー・クワント、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランと、20世紀を代表するデザイナー(ブランド)を紹介するもので、彼らの仕事ぶりを知れば知るほど、社会をとらえるその眼差しや、流行を生み出す高度な美意識と技術は、アーティストと同じ、あるいはそれ以上にシビアで妥協のないものなのだと改めて気づかされます。

 また美術展としては異色ながら、各方面から注目を浴びそうなのが、「特別展 恐竜図鑑 ―失われた世界の想像/創造」。19世紀以降、科学とアートがタッグを組んで開拓してきたパレオアート(科学的知見に基づく古生物画)の歩みを展望するもので、この規模の展覧会はおそらく日本でははじめて。というわけで、本特集の各章扉(月扉)のメインキャラクターは同展にちなんで恐竜になりました。名前は「きょるるん」。描いてくれたのは毎年この特集でお馴染みの、しりあがり寿さんです。

 そのほか、撮りおろしスペシャルグラビア「松村北斗(SixTONES)×ヴァロットン展」や、鼎談「推し展 in 2023」(高橋明也氏×辛酸なめ子氏×とに~氏)もお楽しみに!
 新しくなった付録のカレンダーもどうぞご活用ください。

芸術新潮 2022年12月号
イラストレーション:しりあがり寿

この号の誌面

編集長から

各ジャンル充実 2023年の100展

 年末恒例の「美術展 Best25 and More!」特集の第6弾をお届けします。大型の企画展は、通常3~4年をかけて作るもの。今年はコロナ3年目で来年は4年目。むしろ今回あたり、展覧会の小粒化という形での影響が激しく出るのでは。そんな危惧を抱いていたのですが……大丈夫、2023年も魅力的な展覧会が目白押しでした! ユニーク度ということでは、3月に始まる「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」展に度肝を抜かれました。骨抜きの恐竜展で、我々の世界像の成り立ちの一端が明らかになりそうです。西洋絵画、日本画、仏教美術、現代美術――どのジャンルも元気ですが、ディオール展にマリー・クワント展にイヴ・サンローラン展と、ハイファッションの大展覧会が集中しているのはかなり特徴的かもしれません。
 巻頭グラビアにはSixTONESの松村北斗さんが登場。ヴァロットン展を開催中の三菱一号館美術館で撮り下ろしを敢行し、7ページでの展開です。おたのしみに。

芸術新潮編集長 高山れおな

【お詫びと訂正】

芸術新潮2022年12月号の130頁に掲載した新潟県立万代島美術館「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」展の会期に誤りがありました。正しくは2023年5月20日~7月17日(予定)です。および139頁、「特別展 ラテンアメリカの民衆芸術」キャプション部分にて、下記の通り誤りがございました。
(誤)制作者:グチ民族
(正)制作者:グナ民族
読者の皆様、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしました。訂正してお詫び申し上げます。

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。