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【特集】愛でたい映画
映画とアートをつなぐシネガイド2023

芸術新潮 2023年1月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2022/12/23

発売日 2022/12/23
JANコード 4910033050131
定価 1,500円(税込)
●目 次


【特集】愛でたい映画
映画とアートをつなぐシネガイド2023


時代劇映画初出演
市川染五郎インタビュー
「ガンアクションも、悪役も、興味があります」

アーティストがえらんだわたしの3本
フィリップ・ワイズベッカー/齋藤芽生/桑久保徹/野口里佳/
藤原麻里菜/鷹野隆大/風間サチコ/ミヤギフトシ


スクリーンのなかの名作たち
ファブリティウス/カプーア/ターナー/ゴヤ/オーデュボン/
ゲインズバラ/ゴッホ

ドキュメンタリーがとらえた
美術館の課題とリアル
文 保坂健二朗

見どころは映画だけにあらず 世界の映画館建築

お宝はアーカイブにあり!
文・構成 矢部智子

「映画」なアート
エドワード・ホッパー/クリスチャン・マークレー/森村泰昌/
ゲリラ・ガールズ/ディン・Q・レ

個人映画の現在地
文 多田かおり

大島依提亜の
すばらしき映画パンフレットの世界

愛でたきシネコラム
1 美術館であんなこと、こんなこと
2 画家の伝記映画を美術史家が独断と偏見で選んでみた
 ゴッホ篇 … 談 圀府寺司
 カラヴァッジョ篇 … 談 宮下規久朗
3 変わりゆく伝記映画の女性芸術家たち
 文 伊藤結希
4 魅惑の映画本 CLASSIC&NEW
5 各国の個性が光る! 世界のフィルム・ミュージアム
6 映画の中ならオッケー!? 魅惑の贋作物語
7 あの人がカメオ出演!?



◆ 第2特集 ◆

大竹伸朗
全景の現景

2006――2022
文 椹木野衣/矢野優

◆ Art News exhibition ◆

カノーヴァ没後200年
回顧展ラッシュと
“最後の傑作”再発見
文 高橋恵理

◆ Review ◆

  • 「PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展」
  • クリスチャン・ヒダカ
  • アンドラス・ドビ「富士フイルム 企画写真展 GFX Challenge Grant Program 2021~Make Your Next Great Image~」より
  • 加藤泉



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

国宝クラス仏をさがせ!〈25〉
河津・南禅寺の仏像群

Goods & Shop

時と光の美術館〈69〉
ギンザタナカ

◇ 連載 ◇

短期集中連載
戸谷成雄
ロダンのいない彫刻史〈1〉
作ることをゼロから見直す

定形外郵便〈102〉
文 堀江敏幸

国宝クラス仏をさがせ!
拡大版グラフ/
解説篇〈25〉
選・解説 瀨谷貴之

大人のための印象派講座〈16〉
「印象派展」ができるまで
文 三浦 篤

新連載
幻々夢譚〈1〉
絵・文 と金

中野京子
名画に見る悪の系譜〈7〉
死への道連れ

ジャニー喜多川が創ったもの〈7〉
文 立川輪太郎

山下裕二の
新・今月の隠し球〈12〉
光宗 薫(下)

千住博の往復書簡〈54〉
新春特別編
お相手 長谷部真道 様
宗教と芸術に向き合う

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈96〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎 歓
book 諏訪 敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈30〉小田原のどか
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

タキヤ ピクチャーレール物語
京都国立近代美術館での出会い

はじめてのNFTアート〈11〉
Adam byGMO
ボンドアートで社会を変える!
冨永ボンドのセルフプロデュース術

連載 美に魅せられて/
アジア文化芸術協会〈52〉
東大寺《金銅八角燈籠》

ART CAFÉ SPECIAL
ART CAFÉ
GALLERY'S PLAZA

最新号PICK UP

アーティストがえらんだのは、どんな映画?

監督のインタビューや映画評、ポスターや映画美術などたびたび映画をとりあげてきた「芸術新潮」ですが、映画の巻頭特集ははじめて。画家の伝記映画や、作中に登場するアート、映画館建築にパンフレットなどなど、美術を入口に、さまざまな映画の愉しみ方を盛り込んだ今号ですが、なかでもご注目いただきたいのはアーティストがえらんだ映画アンケートページ。

ご登場いただいたのは、フィリップ・ワイズベッカーさん、齋藤芽生さん、桑久保徹さん、野口里佳さん、藤原麻里菜さん、鷹野隆大さん、風間サチコさん、ミヤギフトシさんの8名。各自自由に設定したテーマのもとに3本の映画を選んでもらいましたが、1本も重複することなく、そして、「カルメン故郷に帰る」「道」「張込み」など、1950年代の映画が意外にも多かったのにはびっくり。どこかそれぞれの作品世界とも通じるような、独自の視点が感じられる映画とエッセイが揃いました。

また、「はじめて」つながりで、時代劇映画初出演を果たした市川染五郎さんもインタビュー記事に登場。木村拓哉さんが織田信長役を演じることでも話題の今春公開の映画「レジェンド&バタフライ」で側近・森蘭丸役をつとめた染五郎さんに、出演作への意気込みをお聞きするとともに、染五郎さんにも映画3本をえらんでもらいました。こちらもお楽しみに。

この号の誌面

編集長から

古今東西75本で映画愛フルチャージ

 特集は「愛でたい映画 映画とアートをつなぐシネガイド2023」。アーティスト8人による忘れられない映画アンケート&エッセイに始まって、ゴッホとカラヴァッジョという対照的にして似た者同士でもある画家を主人公にした映画くらべ、アート作品が物語に決定的な役割を果たす映画、美術館を舞台にしたドキュメンタリーまで、アートを窓に、愛でたい映画75本を撮りそろえました。映画を二度味わえるとっておきパンフ、一度は訪ねてみたい名建築映画館といった、映画の周辺をめぐるページも楽しい。1月公開の話題作『レジェンド&バタフライ』で森蘭丸を演じた市川染五郎さんのインタビューも、必読にして必見の美しさ。
 第2特集は、「大竹伸朗 全景の現景 2006―2022」。16年ぶりの大回顧展が東京国立近代美術館で開催中の大竹ですが、今展を読みとくキーはじつは“音”です。誌面のQRコードで、会場の「音」部屋を体感できる特典もご用意しました。

芸術新潮編集長 高山れおな

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。