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【特集】会田 誠が考える 新しい美術の教科書

芸術新潮 2024年2月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2024/01/25

発売日 2024/01/25
JANコード 4910033050247
定価 1,500円(税込)
●目 次

【特集】会田 誠が考える 新しい美術の教科書
文 会田 誠(特記なきものすべて)

はじめに(保護者のみなさんへ?)

【鑑賞 1】
会田 誠《紐育空爆之図》

【1時間目】
美術に政治を持ち込もう!

コラム あるユニークな展覧会の場合
文 崔 誠圭

【表現 1】
心がモヤモヤしたら絵を描こう
文 田中ちえこ
町田ひろみ/イトウモモカ/元安日菜子

【2時間目】
美術から性のいろいろを学ぼう!

コラム 本物の教科書について調べてみました
文 編集部

【課外授業】ようこそ先輩?
オレらが美術家とやらになったいきさつ
対談 卯城竜太✕松田 修

【3時間目】
美術でバカ♡万歳!

コラム 作者は語る(1) ぼく脳

【4時間目】
美術で女性に力を!
文 岡田裕子

【5時間目】
美術で死を想おう!

【6時間目】
美術で億万長者!

【7時間目】
美術は美術館の外へ……
そして世のため人のため……

コラム 作者は語る(2) 渡辺 篤

【表現 2】
美術はメディア装置の変遷とともに……
文 白井暁彦

【鑑賞 2】
島袋道浩《起こす》

【最後の授業】
実は、美術は終わっているのかもしれない……


◆ Art News exhibition ◆

鉄分多め 種子島の
幻の古陶・能野焼(よきのやき)を愛でる

豊嶋康子 当たり前の際に立つ

ふっくら絵のボテロが描いた
“キリストの受難と聖母マリア”
文 高橋恵理

特別記事 後編
中世の恐怖と笑いと官能――
《長谷雄草紙》に画家・諏訪 敦が挑む
文 諏訪 敦

◆ Review ◆

  • ダレン・アーモンド
  • やんツー「MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」展より
  • 谷保玲奈
  • 殿敷侃・谷口雅邦 森美術館開館20周年記念展
    「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」より

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈82〉
ファベルジェ

時と光の美術館〈82〉
SPECIAL
ヴァシュロン・ コンスタンタン

絵育のススメ〈6〉
石黒アサ子

とんぼの手帖〈2〉
わたしは誰でしょう?

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈115〉
文 堀江敏幸

千住博の知となり肉となり〈7〉
高校生たちに伝えたいこと 前編

山下裕二の
新・今月の隠し球〈25〉
川元陽子(上)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈11〉
阿部悠季 さん

幻々夢譚〈14〉
絵・文 と金

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈108〉

◇ PICK UP ◇

movie 北村紗衣
book 諏訪 敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈43〉小田原のどか
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

NFTアートカレッジ〈11〉Adam by GMO
個展、絵本、NFTアート…
ぐるぐるまなこのネコの冒険

戸田建設による「ART POWER KYOBASHI」
その始動に向けてイベント開催

神域だからこそ開かれる新たな地平
―二見興玉神社境内地内 海風美術店―

ART CAFÉ
ART CAFÉ SPECIAL
GALLERY'S PLAZA

最新号PICK UP

会田誠さんに「新しい美術の教科書」を考えてもらった理由

 美術家の会田誠さんに、本気で「新しい美術の教科書」を考えてもらいました。「美術に政治を」「美術から性を学ぶ」「美術で死を想おう」「美術で億万長者!」等々、刺激的な教科書が出来上がりました。
 この特集のアイデアを思いついたのは、ひとつには、会田さんが書いた小説『げいさい』を読んだことが影響していたように思います。『げいさい』は美大受験のための予備校に通う若者が主人公の青春群像劇です。そこでは「受験で合格するための油絵」を学ばねばならない葛藤が描かれています。
 そしてもうひとつ、2020年に見た東京朝鮮中高級学校の美術部の展覧会もきっかけとなりました。この学校の美術部が、あるSDGsパレードに参加したところ、「朝鮮学校がパレードに参加するな」とSNSで炎上、ヘイトコメントが数多く書き込まれる事態となりました。が、美術部の部員は、それを題材としてアート作品を完成させます。ヘイトコメントをひとつずつ書き写し、その紙をびっしり貼った箱の中に自身が入って、鑑賞者と対話する、という作品をつくったのです。ヘイトコメントに対する、アートによる見事な切り返しでした。中学校や高校の美術部といえば、絵画か、せいぜい彫刻作品をつくるところだと思っていたのに、東京朝鮮中高級学校の美術部の生徒たちは、迷いなく現代アート作品を制作していたのです。
 ちなみに、この美術部の展覧会の存在を私が知ったのは、会田さんのツイッターのつぶやきによって、でした。
 そのため、「新しい美術の教科書」を誰に考えてもらうか、その答えが会田さんに行き着くのは必然だったといえるでしょう。
 東京朝鮮中高級学校美術部の活動は、今回の教科書の中でも紹介されています。
 会田さんが考えた新しい教科書は、主に現代美術作品を紹介する内容となりました。さらに現代美術の中でも、絵画や彫刻以外のコンセプチュアルな作品、社会と関わっていくようなアートが多く登場します。なぜそのような作品が増えてきているのか、この教科書を読み進めていくと、わかりやすく理解することができます。現代社会を生きる私たちにとって、アートとは一体どういうものなのか、それを考える恰好のテキストとなっているのです。

この号の誌面

編集長から

爆誕! 会田誠による“新しい美術の教科書”

 美術家・会田誠のディレクションによる“新しい美術の教科書”をお届けします。義務教育最後の年である中学3年生用という設定ですが、もちろん大人にも読んでほしい。
 内容はずばり、異端にして正統。なぜ異端か。マルセル・デュシャン以後の狭義の現代アートが主たる対象だから。《泉》と名付けられた既製の男子用小便器を“原点”に持つ現代アートにおいて、異端であることは本質です。同時に、日本という条件下で、現代アートの可能性を尖鋭に追求し続けてきた会田による真剣な回答という意味で、それは正統以外の何物でもない。「美術に政治を」「美術から性を学ぶ」「美術で死を想おう」「美術で億万長者!」など会田先生のメイン授業の他、多彩なゲスト講師も登壇します。
 もう一人の代表的現代美術家・諏訪敦が《長谷雄草紙》に挑戦する特別記事の後編も今号掲載。中世の“液化する美女”のイメージは現代アートの文脈のうちにどのように甦るでしょうか。

芸術新潮編集長 高山れおな

これだけは見ておきたい2024年美術展 Best25 and More !「芸術新潮 2024年1月増刊号」

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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

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