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芸術新潮プレゼント【3】
「辻仁成展 鏡花水月」の図録

芸術新潮 2026年8月号
今月のプレゼント【3】

「辻仁成展 鏡花水月」の図録を3名様にプレゼント! [応募締切]7月31日(金)

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辻仁成による4点からなる大作《鏡花水月 Kyoka suigetsu X1 ~ X4》。2026年 油彩、カンヴァス 各116×89cm ©Hitonari Tsuji
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辻仁成《夢幻泡影 Mugen hoyo X8》 2026年 油彩、カンヴァス 38×61cm ©Hitonari Tsuji
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辻仁成《記憶のネガ Kioku no NEGA X6》 2026年 油彩、カンヴァス 80×40cm ©Hitonari Tsuji
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辻仁成は小説家、音楽家、映画監督など多岐にわたって活躍し、近年は画家としても注目されている。©Toshio Ohno

 あとどれくらい、自分は精力的に創作を続けられるだろうか。還暦を過ぎて絵画作品を発表するようになった辻仁成は、最近、そう考える時があるという。作風がどんどん変化してゆくのは、限られた時間のなかでさまざまな技法、表現を模索し、できるだけ多くの作品を生み出そうとしているためかもしれない。辻の作品はおもに心象風景がモティーフになっており、抽象的な印象を与える。そこには人間の業と、人間を温かく見守る視点が共存し、昨夏の個展では華やかな色彩も加わるようになっていた。そして「鏡花水月」という言葉に導かれる今展の出品作からは、浄土にいるような安寧が感じられる。

「昔から月が、とりわけ水たまりに映る月が好きだったんです。触れれば揺らぎ、水たまりが干上がれば消えてしまう。でも、その姿も空に浮かぶ月と等しく確実に存在しています。そして展覧会を貫くもう一つのテーマが“夢幻泡影”。やはり捉えられず、儚く消えてゆくもので、そういったものに僕は日本人の精神性や“もののあはれ”を感じます。一方で、僕が暮らすノルマンディーやパリにもまた、西洋ならではの無常観があります。今回の出品作には、日本と西洋、それぞれの“もののあはれ”が溶け合う世界、人間が生きて死んでゆくまでに抱える色々な感情や出来事を封じ込めました」

 そうして生まれた作品群を、どのように楽しんでもらうか。辻が今回考えたのは、入口と出口を明確にした会場構成だった。
「会場が広く、一目で全体を把握するのが難しい。そこで回遊するつくりにして、歩きながら僕の哲学世界を体験してもらおうと考えました。入口には小さな絵と詩のような言葉を置き、ゆっくりと世界へ導き、やがて大きな作品へと視線を引き上げていく。鑑賞者それぞれのなかで空想が広がり、出口にたどり着いた時には、どこまでが現実でどこまでが幻だったのか、わからなくなる。そんな余韻が残る展覧会にしたいと思っています」

 個展を重ねるなかで、見た人を幸せにする絵を描かなければならないという使命感も生まれてきたという。本展では辻のそんな心境の変化も垣間見られるだろう。

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以下の応募フォームにてご応募下さい。
図録の発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。

プレゼント番号【3】
辻仁成展「鏡花水月」

[会場]日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
[会期]8月5日~11日(5日午前中のみエムアイカード会員優先の入場制限あり)
[休廊日]会期中無休
[開廊時間]10:00~19:00(最終日は~17:00)
[料金]入場無料
[問合せ]03-3241-3311(代表)
[詳細] www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews_018.html
[応募締切]7月31日(金)

※展覧会の会期等は変更になる可能性があります。展覧会公式サイトで最新情報をご確認の上お出かけ下さい。

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