ホーム > 雑誌 > 雑誌詳細:週刊新潮 > 雑誌詳細:週刊新潮 2011年5月26日号

防護服の背中に書かれた「御国の為にがんばりやす」

週刊新潮 2011年5月26日号

(木曜日発売)

356円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2011/05/19

発売日 2011/05/19
JANコード 4910203140518
定価 356円(税込)

防護服の背中に書かれた「御国の為にがんばりやす」
――メルトダウンを知らず、突然死で大混乱した「福島原発」作業現場。指揮官不在で働く作業員は「ユッケが怖くて原発で働けるか」と焼肉屋で叫んで、生肉を頬張った。乾いた笑いもある裏・業務日誌――。

【グラビア7p】
防護服の道化もいる極限の地「福島原発」

「私の肋骨、折られて、包丁だって欠けた」
――「内田裕也」逮捕にも動じない「樹木希林」の独占告白。「スチュワーデスと暴力」と別れる覚悟の物語。

福島原発「メルトダウン」の後始末
▼知らぬ間に命拾いしていた「1号機」10年単位の前途多難
▼こちらも溶けている!? 「2号機3号機」を再点検
▼茶葉汚染でわかった「セシウム」を吸収しやすい野菜がある

「巨額賠償」なのに国民負担「極小」という内閣の偽情報
東電管内「電気代」は38%上昇する!

【ワイド】虚栄の門
(1)「海老蔵」暴行人脈に連なっていた自殺「貧乏アイドル」
(2)「小倉優子」が事務所から逃げ出せない脱税疑惑の足かせ
(3)正体見たり! 時の人「広瀬隆」が宣伝した娘の自然食品店
(4)初メダル獲得でも崖っぷちに立たされている「福原愛」
(5)「ジャンボ尾崎」が「世界ゴルフ殿堂」式典を欠席の波紋
(6)元経企庁長官「相沢英之」書類送検で「司葉子」女の一生
(7)「桂由美」に2度目の頼みごとをした「みのもんた」
(8)「住吉会」と「山口組」が行き交う出所外交の政治的解釈

ダダ漏れ「警備会社」から6億円を強奪した「拷問犯人」
――強奪犯は大金の搬入日を知っていた。鍵が腐食している窓を知っていた。警備員の就寝時間と防犯カメラの死角を……。だが、唯一知らない暗証番号のために血溜まりができた。

【特別対談】原発事故と宇宙の事故
「野口聡一」宇宙飛行士×「竹内 薫」科学作家

黄昏「石原軍団」の大政奉還! 「渡哲也」社長退任の裏側! 「石原裕次郎」未亡人が斬った「名物専務」の愛した女帝

■■■ コラム ■■■
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
団塊から歴女まで「日本史教科書」再読ドリル/小島 毅
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
明治めちゃくちゃ物語/野口武彦
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
窓際OLのすってんころりん日記/斎藤由香
なんだかなァ人生/柳沢きみお
ブルーアイランド氏のクラシック漂流記/青島広志
セレブゴシップ天国ときどき地獄/関 陽子
気になる一手/中原 誠・小川誠子
私の週間食卓日記/小島慶子
大人のマンガ 読むマンガ
B級重大ニュース

■■■ 小 説 ■■■
村上海賊の娘/和田 竜
途方もなく霧は流れる/唯川 恵
けさくしゃ/畠中 恵

黒い報告書/村井和彦

▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵万智) ▼掲示板
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘

■■■ テンポ ■■■
▼ロビー/ビジネス/インシデント
▼マイオンリー 荻原博子
▼ガイド/アーツ
▼ブックス BOOK OF THE WEEK 縄田一男
▼オーバーシーズ/エンターテインメント
▼スポーツ
▼スクリーン 坂上みき
▼タウン

■■■ グラビア ■■■
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・おちょクリック!
・優越感具現化カタログ
・中年弁当男子
・一歩先行くもてなしの宿

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉

「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
 それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
 50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
 何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
 また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
 最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
 世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。