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【ワイド】大震災1年 喪失の夜を越えて

週刊新潮 2012年3月8日号

(木曜日発売)

特別定価408円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2012/03/01

発売日 2012/03/01
JANコード 4910203120329
定価 特別定価408円(税込)

【ワイド】大震災1年 喪失の夜を越えて
(1)「ポケットに札束400万円」「両手に指輪ギラギラ」遺体の教訓
(2)命を棄てて命を護った「殉職警官」壮絶なる最期
(3)遺体処置専門家「7人のエンバーマー」が知った温もり
(4)水没遺体を引き揚げた「海保」「海自」潜水士
(5)日が暮れて被災地を歩き回る「2万人の幽霊」の正体
(6)亡き母に手紙を書く幼児もいる「震災孤児」240人の春夏秋冬
(7)「世界報道写真コンテスト」3位になった「慟哭女性」の今
(8)震源地に一番近かった「女川原発」一番長い日
(9)「補償金リッチ」で「避難準備区域」解除でも自宅に帰らない
(10)瓦礫2600万トンを野晒しにする「放射能アレルギー」に絆があるか
(11)瓦礫は拒否でも「さいたまスーパーアリーナ」隣に核廃棄物ドラム缶4万本
(12)震災の「死者第一号」になった「九段会館」崩落のその後
(13)「計画停電」なぜ「荒川区」「足立区」が狙い撃ちされたのか
(14)「信号機滅灯」でやっぱり起きていた死亡事故「当事者」の数奇
(15)訴訟が起きない「大川小学校」と提訴された「幼稚園バス」
(16)「オバマ大統領」がリスペクトした「自衛隊ヘリ」原発海水投下
(17)死者0「奇跡の村」と犠牲者179人「スーパー堤防の町」
(18)太平洋を漂う瓦礫を見つけた被災「水産高校」の海洋実習船
(19)「養殖かき」の成長速度が5倍になった宮城県「豊饒の海」

【グラビア編】
▼見通しの悪い交差点はない陸前高田「仮免許実習」
▼大槌町「震災ベビー」瓦礫の中の成長期
▼イタリア行きが決まった石巻渡波小の「ガレキアート」
▼「一日300トン」噴出いわき「温泉アパート」を悩ます「湯気」
▼忘れられた被災地「江戸川」河川敷に津波の爪痕

「AIJ」2000億円消失パニック 企業年金暗黒時代の幕開け
警告「企業年金」は溶けている!
▼「AIJ社長」が信奉した「野村証券」黒い伝説の男
▼老後の夢が砕け散った「定年間近」はどうなるか
▼「清水国明」会社にAIJから2億4000万円
▼大手企業も大火傷する「巨大な逆ザヤ」運用地獄
▼自分の老後を自分で守る唯一の「自衛手段」

【特別読物】御用学者と呼ばれて 第4弾 原子力と放射能の専門学者座談会
決定版「低線量被曝と内部被曝」の正しい知識

【ワイド】春のめざめ
(1)大キャスター「安藤優子」後釜に急浮上した「高島彩」
(2)「CanCamモデル」不幸の法則が「西山茉希」を悩ませる
(3)「ホイットニー・ヒューストン」26億円遺産とドラッグ娘
(4)「恋愛ニート」が大惨敗で見えた「仲間由紀恵」最大の弱み
(5)「サマンサタバサ」社長の危険な情事をモデルの卵が訴えた
(6)借金660万円「オセロ中島」夜逃げと破産のタイミング

悲鳴では済まない大阪市バス運転手「給与4割カット」攻防

■■■ コラム ■■■
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
明治めちゃくちゃ物語/野口武彦
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
窓際OLのすってんころりん日記/斎藤由香
なんだかなァ人生/柳沢きみお
ブルーアイランド氏のクラシック漂流記/青島広志
なちゅラリズム/なちゅ
気になる一手/中原 誠・小川誠子
私の週間食卓日記/坪内祐三
文殊のストレッチ
大人のマンガ 読むマンガ
B級重大ニュース

■■■ 小 説 ■■■
アスクレピオスの愛人/林 真理子
村上海賊の娘/和田 竜
アニバーサリー/窪 美澄

黒い報告書/久間十義

▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵万智) ▼掲示板
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘

■■■ テンポ ■■■
▼ガイド/アーツ
▼ブックス BOOK OF THE WEEK 大森 望
▼ロビー/ビジネス
▼インシデント/オーバーシーズ/スポーツ
▼スクリーン 北川れい子
▼マイオンリー 藤岡 弘、
▼エンターテインメント/タウン

■■■ グラビア ■■■
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・セピアの肖像
・優越感具現化カタログ
・中年弁当男子
・一の宮巡礼

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉

「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
 それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
 50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
 何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
 また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
 最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
 世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。