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遺作となった本誌連載「約束の海」 最後までペンを離さなかった山崎豊子さん

週刊新潮 2013年10月10日号

(木曜日発売)

387円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2013/10/03

発売日 2013/10/03
JANコード 4910203121036
定価 387円(税込)

家賃70万円の南青山マンションが愛の巣
11歳年下「内縁“夫”」とセレブ生活でも
「三原じゅん子」参議院議員の身内が生活保護

遺作となった本誌連載「約束の海」
最後までペンを離さなかった山崎豊子さん
――「もし私に万一があっても、連載は中断しないでもらいたい」……。身を削るように原稿用紙と向き合った酷暑の日々を越え、体調を崩した山崎さんは病室でこう述懐した。惜しみなく情熱を傾け、書き溜めた「約束の海」は今、最初の山場を迎えている。巨星墜ちてなお続く壮大なる物語。

天王山で負け戦!
深手を負った「橋下徹」大阪市長に不信任の追撃

ついにゲイが党首になる!? 「社民党」の自己革新

【ワイド】禍福門なし
(1)桃源社「故・佐佐木吉之助」愛人が語る「正妻の凄まじき復讐」
(2)楽天優勝で電撃辞任が見えた「星野監督」大いなる野望
(3)「小泉今日子」25年ぶりの紅白に追い込んだ出演者囲い込み
(4)匿名なら「復興は不要」と叫ぶ非常識「経産省キャリア」の釈明
(5)済美「安楽投手」負傷でも監督は「ダブルヘッダーで投げさせる」

セカンドライフ「田舎暮らし」光と影
(1)年収1500万円を捨てて就農したエリート社員15年の決算
(2)赤字続きで大苦戦する元教師の軽井沢「ブルーベリー栽培」
(3)山梨Iターンを挫折させた「家賃トラブル」と「火事」
(4)何年経っても「ナイチャー」扱いされる「ウチナンチュー」の壁
(5)「那須高原」快適スローライフを一変させた「妻」の怪我
(6)病院まで1時間半「男やもめ」だらけになった茨城大子町

なぜ「JR北海道」はここまでデタラメな組織なのか?

■■■ コラム ■■■
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
戦国武将のROE(交戦規則)/本郷和人
世界は数字でできている!/野口悠紀雄
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
私の週間食卓日記/中村格子
東京情報
文殊のストレッチ
大人のマンガ 読むマンガ

■■■ 小 説 ■■■
約束の海/山崎豊子
ブラックオアホワイト/浅田次郎
フォルトゥナの瞳/百田尚樹
スカラムーシュ・ムーン/海堂 尊

黒い報告書/藤井建司

▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵万智) ▼掲示板
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘

Bookwormの読書万巻/立川談四楼

■■■ テンポ ■■■
▼ガイド/アーツ
▼ロビー/ビジネス
▼インシデント/オーバーシーズ
▼スポーツ/エンターテインメント
▼スクリーン 白井佳夫
▼マイオンリー 甲斐栄次郎
▼タウン

■■■ グラビア ■■■
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・セピアの肖像
・優越感具現化カタログ
・コウケンテツの健康ごはん塾
・水村山郭不動産

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉

「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
 それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
 50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
 何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
 また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
 最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
 世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。