長野4人惨殺「猟銃男」をなぜ射殺しなかったか
週刊新潮 2023年6月8日号
(木曜日発売)
発売日 | 2023/06/01 |
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JANコード | 4910203120633 |
定価 | 460円(税込) |
「猿之助」全供述
「香川照之」復讐劇の最終章
「萩生田光一」政調会長が仏敵に
審査参与員は見た! 新聞・テレビが報じない「ニセ難民」「デタラメ申請」
WBC秘話で浮かび上がる極意
「栗山監督」はなぜ若者に慕われる指導者になれたか
「人工透析」まっしぐら「CKD」から命を守れ
(2)元横綱「鶴竜」の“金満断髪式”に波乱の予感
(3)秀吉ゆかりの「藤堂高虎」“黄金の茶釜”が3億円で落札された裏事情
(4)興行収入1800億円超! 「マリオ」映画に批評家酷評でもメガヒットのワケ
(5)TBSに“ダシ”にされた! 人気番組出演の郡山「名物ラーメン店」が怒りの告発
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
テレビタレント、やってます。/中山秀征
だんだん蜜味/壇 蜜
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/森永康平
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
医の中の蛙/里見清一
それでも日々はつづくから/燃え殻
プレゼントと僕/矢部太郎
危機下の頓珍会議室/田中優介
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
モンゴル人の物語/百田尚樹
佐藤優の頂上対決 数土直志 アニメジャーナリスト
■■■ MONEY ■■■
「任天堂」“中興の祖”の「七光りファンド」が指摘された株価操縦疑惑
■■■ テンポ ■■■
▼ロビー/自公を揺さぶる「維新」動機と取り引きと着地点
▼ビジネス/スマホ利用者全員が払う「月額1円」のナゾ
▼タウン/男性より女性のほうが「長生きしたがらない」
▼スポーツ/巨人「秋広」ブレイク中でも2つの“暗雲”
▼エンタメ/美空ひばりも山下達郎も「中野サンプラザ」
▼スクリーン ▼テレビジョン ▼ガイド
Bookwormの読書万巻/水谷竹秀
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
▼結婚 ▼墓碑銘
▼文殊のストレッチ ▼掲示板
■■■ 小 説 ■■■
五葉のまつり/今村翔吾
三島屋変調百物語十之続 猫の刻参り/宮部みゆき
黒い報告書/杉山隆男
■■■ グラビア ■■■
・産地直送「おうちごはん」
・優越感具現化カタログ
・記念日の晩餐
この号の中吊り
最新号PICK UP
長野4人惨殺「猟銃男」をなぜ射殺しなかったか
父は市議会議長の傍ら果樹園を営み、母はジェラート店を切り盛りするフラワーアーティスト。そんな地元の名家に、長男のどす黒いわだかまりが密かに増幅していた。長野県中野市の4人殺害立て籠り事件。猟銃を駆使する凶悪犯を、なぜ「排除」できなかったのか。
病床の肉声で浮かび上がる驚愕の事実
「猿之助」全供述
「死への恐怖はない」「自殺は悪いことではない」。警察の聴取に対し、市川猿之助(47)が独自の死生観を語っていることはまだどこにも報じられていない。詳細な供述内容から見える、前代未聞の「心中事件」の真相。そして、歌舞伎界の革命児に迫る捜査の現状――。
自公「東京大戦争」の発火点 創価学会大幹部が「あいつだけは勘弁ならねぇ!」
「萩生田光一」政調会長が仏敵に
バカ息子の更迭を決めたのも束の間、今度は巨大宗教団体が岸田政権の前に立ちはだかる。自公が候補者調整を進める中、学会の大物幹部が討伐せんとする“仏敵”は、自民党の萩生田光一政調会長(59)。積年の歪が新たな亀裂を生み、もはや修復不可能な段階に……。
患者数1330万人! 自覚症状なしで気づいた時は手遅れ
「人工透析」まっしぐら「CKD」から命を守れ
症状が出た時はすでに手遅れ――。国内に1300万人の患者がいると言われる「慢性腎臓病」(CKD)は近年、脳卒中や心筋梗塞、肺炎のリスクとなることも分かってきた。新たな国民病とも呼ばれるこの疾患について、東北大学名誉教授の伊藤貞嘉氏に話を伺った。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?
〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。