2006年10月30日
はじめに

 毎年1冊、15年にわたって書き綴られてきた塩野七生著『ローマ人の物語』は、いよいよ今年で完結します。
 最終第15巻のタイトルは『ローマ世界の終焉』。12月15日に刊行予定です。
 現在、塩野七生氏もローマから来日し、日本において最終的な編集作業にとりかかっているところです。
 これから、本の刊行にいたるまで、「制作の舞台裏」をビジュアル中心で特別に公開していきます。
 原稿完成後の編集作業は、これまでの15年間も毎年行われてきたものですが、最終巻につき、今回限り公表します。いわば映画の「メイキング」のようなもので、塩野氏曰く「最初にして最後の試み」です。