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『ローマ人の物語』は海外でも大きな注目を集めています。日本でのシリーズ開始から3年後の1995年には韓国での出版が始まりました。それまで類書がなかった韓国でもたちまち大ヒットし、日本と同様、現在までに14巻計200万部を超える発行部数を誇っています。韓国の人口が日本の半分であることを考えると、これは驚異的な数字だと言えるでしょう。西洋の歴史を同じ東アジアの著者が描いているのが、人気の理由のようです。政治家や経済人を始め多くの読者を獲得していますが、中でも学生の間で広く読まれており、出版元の「ハンギル社」が主催する読書感想文コンクールでは、毎回大勢の応募があるそうです。塩野氏の評価は韓国内でも高く、1999年に招待で韓国を訪れた折には現地でも大きな話題となりました。
他に、台湾版が1998年から刊行されています。

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