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トマス・ピンチョン全小説
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訳者より
トマス・ピンチョン
推薦のことば
インタビュー
書評1
特別座談会
書評2
V.
競売ナンバー49の叫び
重力の虹
ヴァインランド
メイスン&ディクスン
逆光
インヒアレント・ヴァイス
トマス・ピンチョン
ピンチョンは写真がない?
いまやノーベル文学賞候補の常連、現代の世界文学を代表する作家であるピンチョン。だが、デビュー時からその経歴も写真も非公開。あまりに謎なので、ピンチョン=サリンジャー説まで一時期流れたほど。
変わった名前なのに名家の出?
ピンチョン家は実はイギリスから渡ったアメリカで最も古い家柄の一つ。19世紀のアメリカの作家ナサニエル・ホーソンはその小説『七破風の屋敷』(1851)で「ピンチョン家の人々」を主人公にしている。
授賞式にコメディアン登場?
アメリカで最高の文学賞〈全米図書賞〉を『重力の虹』(1973)が受賞したときのこと。授賞式にはピンチョンと一面識もないコメディアンが登壇、受賞スピーチと称して訳の分からぬジョークを連発した。会場は騒然。
というわけで、その経歴は謎に満ちている。以下は執念深い研究者たちによって割り出された彼のプロファイルで、作家本人が公表したものではない。確証がない事柄も多い。
1937年5月8日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。父は測量技師。16歳で高校を卒業すると、名門コーネル大学に請われて入学。工学部で応用物理学を専攻するがのちに英文科に「文転」、学業の途中でなぜか2年間の海軍生活を送ったのち最優等で卒業。その後ボーイング社に就職するも2年ほどで退社し、以後の足跡はふっつりと途絶える。
文学史には1963年、第1長篇『V.』で華々しく登場、最も優れた新人作家に贈られるフォークナー賞を受賞する。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)はローゼンタール基金賞、第3作『重力の虹』(1973)は全米図書賞を受賞した。以後、1984年に初期短篇集『スロー・ラーナー』が刊行されるも実質17年間沈黙する。1990年に『ヴァインランド』発表、大きな話題を呼ぶ。1997年『メイスン&ディクスン』、2006年『逆光』(Against the Day)、2009年『インヒアレント・ヴァイス』(Inherent Vice)発表。寡作ぶりは相変わらずだが、2004年には人気アニメ「ザ・シンプソンズ」に本人役で声の出演、2009年には本人出演(これまた声のみ)のネット向け新作広告がアップされ話題を振りまいた。
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