「トマス・ピンチョン全小説」がいよいよ刊行と聞きました。
僕は大学生のとき、夢中で『V.』や『49』を読みました。
あれから世界はだんだんとピンチョン化してきた気がしますが、今度はどんな世界が待っているのか――楽しみにしています。
池澤夏樹 (作家)
あなたがピンチョンを読まないならば、ピンチョンがあなたを読み続ける。
円城 塔 (作家)
ピンチョンの全小説がついに日本語で読める。
これ以上の文学的「事件」が過去にあっただろうか。
ぼくには記憶がないのだが。
困ることが一つある。
翻訳してもらいたい本がもう何ひとつ思い浮かばなくなってしまったのだ。
高橋源一郎 (作家)
混乱させられ、思いもよらない地平に引き上げられる。
ピンチョンを読むことは冒険だ。
山崎まどか (ライター)
ピンチョンがいれば21世紀は何とか乗り越えられる。気がします。
小宮健太郎 (オリオン書房・ルミネ店)