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【特集 女性作家 秋のコレクション2016】
南 綾子/田中兆子/小林早代子/町田そのこ/一木けい/桜井美奈/野中 柊
【目からウロコの脳科学二大企画】
中野信子/中村うさぎ×池谷裕二

小説新潮 2016年11月号

(毎月22日発売)

930円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2016/10/22

発売日 2016/10/22
JANコード 4910047011166
価格 930円(税込)
■まとめ テーマでくくる 本選びのヒント
[女性作家が描く女性―女性は強い、でも……―]

■目次
【特集 女性作家 秋のコレクション2016】

デビュー間もない新鋭からキャリアを重ねる実力派まで、現代女性作家の個性と技量を、後に控えしベテランの2編と共にご堪能あれ。


南 綾子/空振り三振、延長突入!
――不倫の恋に傷ついて実家に帰ってきた娘を、淡々と迎えた母は

田中兆子/片脚
――夫の葬儀から帰ってきたら、ベッドの上にその夫の片脚がある

◆小林早代子/君の好きな顔
――就職留年した夏子。親友の晶に乗せられて始めたのは、なんと

◆町田そのこ/夜空に泳ぐチョコレートグラミー
――晴子の反乱と俺のバイト。無関係だけど、似た決意が始まりで

◆一木けい/シオマネキ
――あたし、このままでいいのかな。自問するミカが再会したのは

◆桜井美奈/朝焼けの空に呼ばれて
――夜更けの街でのあり得ない出会い。彼は一体、何を考えてるの?

野中 柊/ゴッドスピード
――絵描きの若い患者。手術を懇願する彼に、女医が重ねた面影は

【特選二大読み切り小説】
林真理子/お調子者
――川端透は金持ちたちから愛される税理士。自信満々で八方美人。騒々しく、超のつくミーハーだが、なぜか憎めない

中島京子/町内会の草野球チーム
――アレルギーで朦朧とする私を背負った学生さんは語り続けた、自分が選ぶ喫茶店は、誰も野球の話をしない店なんだと

【目からウロコの脳科学二大企画】
〈新連載エッセイ〉
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
――悩める科学者が時に自身の経験を差し出し、時に非情なデータを突きつけ、個人と社会を解きほぐす。アメとムチ(多め)の脳通信

〈シリーズ対談〉
中村うさぎ×池谷裕二/脳はこんなに悩ましい2 誤解する脳篇
――脳研究者と作家のギリギリ対談リターンズ。トラウマは消せるのか、アルツハイマー病は治るのか――。最新脳研究の答えや如何に

【快調連作シリーズ】
◆木皿 泉/NかZ(後編)
――賢の復讐により、いじめっ子だったチカダは、学校内での居場所を失った。これですべてがうまくいくはずだったが――

【連載第二回】
奥田英朗/霧の向こう
千早 茜/硝子のコルセット
山本一力/船旗を替えよ!
群ようこ/じじばばのるつぼ
【バラエティコラム】
〈もういちど会いたい〉武田砂鉄
〈マイルーティーン〉池田浩明
〈わたしの愛用品〉衿沢世衣子

【連載コラム】
◆本の森――新刊文芸書の中から、選りすぐりのお薦めを紹介
〈歴史・時代〉田口幹人/〈恋愛・青春〉名久井直子/〈SF・ファンタジー〉石井千湖
【好評連載小説】
相場英雄/不発弾
赤川次郎/7番街の殺人
乾 緑郎/杉山検校
逢坂 剛/鏡影劇場
奥田亜希子/リバース&リバース
乙川優三郎/R.S.ヴィラセニョール 最終回
小島慶子/陽だまりの宴
今野 敏/棲月 隠蔽捜査7
西條奈加/八人のゴメス
高杉 良/小説・めぐみ園の夏
高田崇史/鬼門の将軍
西村京太郎/琴電殺人事件
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
初野 晴/世界の果ては二つ
葉室 麟/玄鳥さりて
【連載エッセイ・マンガ】
阿刀田高/漱石を知っていますか
Oka-Chang/へそのお
黒田龍之助/物語を忘れた外国語
佐藤 優/落日の帝国 プラハの憂鬱
椎名 誠/銀河系の針の穴
西きょうじ/そもそも
矢部太郎/大家さんと僕
「日本ファンタジーノベル大賞」再スタートのお知らせ
第四回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告/編集後記

この号の誌面

編集長から

「パリコレ」よりも「アキコレ」

 先日テレビで、「パリコレ」の映像が紹介されていました。いったい誰が着たら似合うんだというドレスが続々登場して呆れましたが、本誌の「アキコレ」は、誰が読んでも必ずフィットする作品が見つかります。デビュー間もない新鋭から次作が待たれる実力派まで、書き盛りの7氏が、その個性と技量を遺憾なく発揮する特集「女性作家 秋のコレクション2016」。林真理子中島京子両氏の充実の読み切り力作と併せて、様々な意匠を凝らした女性作家の最新形を確認してみて下さい。
 また今月は奇しくも、現代人の関心が高い脳科学に関する企画が、2本同時に始まります。まずはテレビでおなじみ中野信子氏の連載エッセイ「孤独な脳、馬鹿になれない私」。自らの体験も差し出して語る、野心的内容です。中村うさぎ池谷裕二両氏の「脳はこんなに悩ましい2」は、すでに単行本や文庫でファンの多い、強力タッグによる最新連続対談。いずれも、目からウロコがポロポロと。

小説新潮編集長 江木裕計

第8回 矢部太郎「大家さんと僕」

ある風の強い日、大家さんとお昼ご飯に出かけた僕。
二人で食事……どこへ行けばいい?

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■矢部太郎さんのひとこと

大家さんとはランチにご近所のお寿司屋さんに行くこともあります。大家さんはお年の割にトロが大好きで、注文はいつもトロに始まりトロに終わります。「矢部さんも」と仰られるのですが、胃のよわい僕は「赤身……ガリ……赤身……」注文だけ見ると完全に僕がおじいちゃんです。


■読者の声

「カラテカの矢部って、ああ、あのガリガリの人ね。マンガも描けるんだ、へえー」……というくらいの軽い気持ちで、連載第一回をなにげなく読んで、ビックリしました。矢部さんの人柄のような恬淡としたタッチで描かれる、大家さんとのちぐはぐなやりとり。ちぐはぐなんだけど、あったかい。この二人の穏やかな生活が、どうかずっと続きますようにと祈るような気持ちで、毎号楽しみに読んでいます。(30代・女性)

「大家さんと僕」をいつも一番最初に読みます。大家さんの優しさと可愛らしさに、心が和みます。こんなご婦人になれたらいいなと、憧れます。矢部さんのゆるいイラストと相まって、疲れてても「うふふ」と笑ってしまいます。(30代・女性)

◎これまでの「大家さんと僕」はこちらからご覧いただけます。

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小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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