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隣のずこずこ

柿村将彦/著

693円(税込)

発売日:2020/12/01

書誌情報

読み仮名 トナリノズコズコ
装幀 禅之助/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-102441-7
C-CODE 0193
整理番号 か-91-1
定価 693円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2020/11/30

恩田陸・萩尾望都・森見登美彦が絶賛した、日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作!

「村を壊します。あなたたちは丸呑みです。ごめんね」二足歩行の巨大な狸とともにやってきたあかりさんはそう告げた。村を焼き、村人を呑み込む〈権三郎狸〉の伝説は、古くからこの地に語り継がれている。あれはただの昔話ではなかったのか。中学3年生の住谷はじめは、戸惑いながらも抗おうとするが――。恩田陸、萩尾望都、森見登美彦が絶賛した、日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作!

  • 受賞
    第1回 日本ファンタジーノベル大賞 2017

選考委員コメント

ゾッとしたし、衝撃を受けた。時代とシンクロした、〈2017年の〉ファンタジーノベル大賞にふさわしい作品。

恩田陸さん


読んでいくだけで、自然とさまざまな思いが胸に浮かんでくる。それはこの作品がすぐれたファンタジーであるからだと思う。

森見登美彦さん


本当に面白かった。エピソードはすべて絵として立ち上がってきましたし、文章も気持ちよく、次回作も読んでみたいです。

萩尾望都さん

書店員さんコメント

圧倒的な諦観と破滅世界への進行、お話そのものは恐くないけど、この物語を受け入れる自分が恐くもあります。なんて新しい読書感覚でしょうか!

喜久屋書店阿倍野店 市岡陽子さん


あまりにも理不尽に終末を迎えようとしている村。しかも突然ずこずことやってきた「あいつ」によって。笑えないのに笑えるブラックかつ冷静な文章がクセになる。ものすごく面白い!!

大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月さん


面白さのスピードが最後まで全く落ちなかった!! 展開を予想してもことごとく裏切られ、ラストはびっくりするくらい胸にストンッと落ちて、何なんだこの完璧な物語は。と、思わずゲラをにぎりしめました。

ジュンク堂書店松山店 木﨑麻梨子さん


ファンタジーだし、ミステリーだし、ホラーだし、なにより青春小説だった。「一体、この先どうなるんだ?」とラストまで、ハラハラドキドキが止まらないとんでもない小説でした。

ブックスタジオ大阪店 渋谷宙希さん


「あいつ」があらわれてから街が恐怖につつまれる!? と思いきや、ほとんどの人がその運命をうけいれていて、人間の心理の怖さだと思いました。同世代の人がこんな物語を書けることにただただおそろしさとうらやましさを感じた。本当にすごい。

須原屋武蔵浦和店 宮内穂の佳さん


暗闇の中、うしろを振り返りつつ進んで歩くときの感覚ににている。こわいけれど進まないのもこわい。少しずつ分かることと、結局わからないこと。全てが気になりその謎がこの魅力になっている。

蔦屋書店ひたちなか店 中村麻美さん


呑み込まれるまでの一か月、このままゆるゆる流れると思いきや……! のどかな冒頭からは想像できない展開に、読んでいる方が右往左往してしまいました。読後、まさかこのタイトルにゾッとするとは。

丸善松本店 田中しのぶさん


「不条理な怪異」とはこういうことだったと頭をはたかれた気もちになった。どこかコミカルなのに容赦のない展開は、登場人物達の個性とあいまって私達に納得させてしまう力を持っている。

宮脇書店本店 藤村結香さん


狸がズコズコ歩く姿は想像すると何だか可愛げがあるのに得体が知れないところが異常に恐い。おかしみを含んだ狂気に満ちていました。

文教堂二子玉川店 高橋茜さん

著者プロフィール

柿村将彦

カキムラ・マサヒコ

1994(平成6)年、兵庫県生れ。大谷大学文学部卒業。2017年『隣のずこずこ』(「権三郎狸の話」改題)で日本ファンタジーノベル大賞2017を受賞しデビュー。

判型違い(単行本)

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