陋巷に在り〔12〕聖の巻
649円(税込)
発売日:2004/06/27
- 文庫
- 電子書籍あり
孔子の故郷で繰り広げられる成兵と顔儒の死闘。顔儒最後の禁術も破られた。呪術と武力。その対決の果てに待つものは!
孔子が魯の政権安定のために計画した三都毀壊の最終策、成城破壊は成兵の激しい抵抗にあい、一進一退の状況に陥る。城宰の公斂處父が孔子を攪乱するため、その故郷・尼丘に派遣した成兵たち。そのまえには顔儒たちが立ちはだかる。そして、尼山の神に受け入れられた子蓉は、その祠の前で最期の舞を踊りながら、邑に突入した成兵たちを次々と倒していく……。愛別離苦の第十二巻。
書誌情報
読み仮名 | ロウコウニアリ12セイノマキ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 416ページ |
ISBN | 978-4-10-128124-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | さ-25-14 |
ジャンル | 文芸作品、歴史・時代小説 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 715円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/08/08 |
著者プロフィール
酒見賢一
サケミ・ケンイチ
福岡生れ。愛知大学卒業。1989(平成元)年に『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。1992年には『墨攻』『陋巷に在り〔1〕儒の巻』で中島敦記念賞を受賞。中国史を踏まえながら奔放な想像力で描く作品群には定評がある。また『後宮小説』がアニメ化され、『墨攻』が漫画化されるなど他分野からの注目度も高い。著書に『聖母の部隊』『ピュタゴラスの旅』『語り手の事情』『周公旦』(新田次郎文学賞受賞)などがある。
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